盲獣:江戸川乱歩

江戸川乱歩の作品の中で、一番好きなのがこの作品です。次々起こる連続猟奇殺人。犯人は盲目の怪人。按摩となって獲物を探し、素晴らしい肉体の持ち主を見つけると、自分の“アトリエ”に連れ去り散々弄び、最後には殺害する。

“盲獣”のひねくれさ、残虐さはいっそ気持ち良いくらいで、最後に殺人の目的が明かされるシーンでは涙が出そうになりました。