【記録】心に残る名フレーズ

かっこいい名ゼリフ

「主義などではありません。私の、美意識であります。」

テント芝居、時の葦舟三部作の第一巻「絆の都」のクライマックスで、破滅に瀕した遠い未来で、レプリカントを追いつめたブレードランナー定川サダムが、レプリカントをかばう恩師、権十郎教授に、罪の無いレプリカントを殺すのは君の主義かと聞かれて言った言葉。

前半では馬鹿ばっかりやっていたキャラクターだっただけに、余計ゾクゾクしました。究極の開き直りですね。

「ここでやめたら俺達は何だ。ただの馬鹿じゃないか!!」

映画「オネアミスの翼」のクライマックスで、主人公シロツグが叫ぶ言葉。完成し、発射を数秒後に控えたロケット打ち上げ場に隣国の軍勢が迫る。上層部の政治的判断でロケットを放棄し、その場を去るよう全員に避難命令が出るが、今まで柄にも無く本気になって、苦労して、カッコ悪いほど必死になってきたのに、それを無にして良いのかと、シロツグは降りることを拒否しみんなに訴えるやがて、みんな自分の意志でそこに残ることを決め、命を懸けてロケットを打ち上げようとする。

これを見たのは高校のときだった。こんなカッコ悪くてかっこいい馬鹿野郎になりたいと思ったものでした。

バカな看板、キャッチフレーズ

「おかんもびっくり、股間もびっくり」

東大阪市にあったキャバクラの立て看板のコピーです。本当にびっくりです。

「ダストマンそうじ機用紙パック五枚プラス一枚で20%増量」

某ディスカウントストアにあった商品名。名前は良いとして、一枚増やして"20%増量"と言われると、騙されたような気がするのは何故でしょう。

「オホーツク限定ポテトチップス網走監獄“脱獄!”」

某ディスカウントストアで売っていたポテトチップス。北海道のメーカーが作っている。ちなみに、キャッチコピーは、“網走監獄は農場監獄です。農場で収穫した馬鈴薯を、一部使用しています。”

普通の味でした。

「四次元呪生術」

国道四号線沿いで見つけた看板。柴田郡柴田町の町外れにある。多分拝み屋なのでしょう。しかし、おどろおどろな名前です。小説なら絶対悪の魔法だ。

「唐十郎の座椅子」

唐十郎とは、アングラ芝居の第一人者であり、劇団唐組を率いて未だ現役でテントの旅公演を行ってる方です。これは、COOPの団体購入のカタログに載っていた商品の一つ。背もたれが自由に動くそうなのです。

どの辺が唐十郎かというと、別に唐十郎が作ったわけでもデザインしたわけでもなく、推薦してるだけです。それで、「唐十郎の…」ってのはどうですかねえ…。

とりあえず、推薦文を全文載せます。

「1日中同じ姿勢で座っているとどうしても疲れてくるから、のびをしたり、腰をずらしたりするじゃない。ところがリクライニングの角度ってそんなからだの動きに会わせてくれない。この椅子はのびをすると一緒にのびをしてくれる。おまけに両脇からぎゅっと気持ちよく閉めてくれる。これには感動した。」

ドラえもん、あれこれ

「ドガジャーン!」「ぼえ~!」

言わずと知れたジャイアンの歌声(漫画版)。

「どろ~り」

ジャイアンが、「美味いモノと美味いモノを組み合わせれば、美味いモノができるはず」という独自の理論により、ケーキだのシチューだのを一挙に入れて煮込んだ恐怖のジャイアンシチュー。それが出来たときの擬音です。山形県の大道寺零さんが投稿してくれました。

「お前の物は俺の物。俺の物は俺の物。」

言わずと知れた、ジャイアン理論。

「1・2・3・グウ…」

のび太の特技の一つ、昼寝に入る呪文。アントニオ猪木の「1・2・3・ダア!!」に匹敵するかも。私は小さい時これをやろうとしたが、余計寝れなくなった。

「さて、みそで味をととのえて…ジャムとたくあんとセミのぬけがらを…」

「ドラえもん」44巻『恐怖のディナーショー』で、ジャイアンは自慢の歌と“ジャイアンシチューを超える”オリジナル料理を出すディナーショーを企画。その料理の製作中の一言。ちなみに、この飼い犬のムクが倒れるほどの悪臭で、完成して味見したジャイアン自身がひっくり返ってしまった程のモノである。(おかげで、友人達は命拾いしたそうな。)

「いちばんいけないのはじぶんなんてだめだと思いこむことだよ。自信を持て!ぼくは世界一だと!じぶんほどすぐれたロボットがこの世にいるものかと!」

「ドラえもん」7巻『好きで好きでたまらにゃい』で、メスの小猫に恋をして訳わからなくなり、コンプレックスに苦しんでいるドラえもんを励まそうと、のび太が(!)言った台詞。妙に自身ありげなのがのび太らしい。それが出来るなら、ドラえもんは未来から来る必要無かったのでは?

「ぼくだけの力できみにかたないと…ドラえもんが安心して…帰れないんだ!」

「ドラえもん」7巻『さよならドラえもん』の名場面。ドラえもんが未来に帰らねばならなくなった、出発の夜、道でジャイアンに絡まれたのび太は、こう言って何度も何度もジャイアンに立ち向かっていく。最後には根負けしたジャイアンが負けを認める。ぼろぼろになったのび太を見つけたドラえもんは、「ぼくかったよ」と言うのび太の言葉に喜びの涙を流し、肩を貸しながらうちへ帰る。次の朝には、ドラえもんはもういなくなっていた。実に良い話です。

ここで終らず続いてしまったため、のび太はどんどんドラえもんへの依存を強めていってしまった様に思います。

『けんか読本』

ジャイアンが珍しくのび太に貸した本。こんなの借りてどうするつもりだったのでしょう?

『虹のビオレッタ』

クリスチーネ剛田こと、ジャイ子が、自費出版した漫画の名前。まあ、それだけなんですがね。