教科書刊行
『ブラック・ライヴズ・マターから学ぶ
――アメリカからグローバル世界へ』
2022年3月
アフリカ専攻学生の森聡香(3年生)、奥富彩夏(2年生)、教員の大石高典が執筆に参加したBLM運動についての教科書が刊行されました。3人は、アフリカンウィークス2020で行なったイベントの中で考えたことについてコラムを寄稿しています:
武内進一・中山智香子編『ブラック・ライヴズ・マターから学ぶ――アメリカからグローバル世界へ』 東京外国語大学出版会(2022年3月15日発売)
詳しい内容は、以下をご覧下さい。
ブラック・ライヴズ・マターから学ぶ―アメリカからグローバル世界へ
目次
はじめに
序章 ブラック・ライヴズ・マターから学ぶ 武内進一
第1部 基本をおさえる
第1章 「アメリカの黒人」とは―文学を通して考える 荒このみ
第2章 人種差別撤廃条約と日本の人種差別問題―BLMが示唆するもの 佐々木亮
第3章 教育の公正と平等のはざまで揺れるBLM 岡田昭人
第4章 #BLMと#MeToo―インターセクショナリティと共生のコミュニティ 小田原琳
第2部 アメリカ社会に踏み込む
第5章 格差と没落―抑圧者の恐怖心 出町一恵
第6章 エメット・ティルの死
―ブラック・ライヴズ・マター運動における記憶のモチーフ 大鳥由香子
第7章 BLM、AAPⅠ、アメリカ革命 友常勉
[コラム]大学町からみたブラック・ライヴズ・マター 高内悠貴
第8章 〈外〉に向かって奏で踏み出した人。〈共〉演の予感を聴く者。
―Eric Dolphy、Thelonious Sphere Monk、違いながら人と音が繋がる 橋本雄一
第9章 Black Lives Have Mattered!
―BLM運動とジェイムズ・ボールドウィンのリヴァイヴァル 加藤雄二
第3部 自分の足もとを見つめる
第10章 『差別を支えてきたもの』は何か 山内由理子・中山裕美
[コラム]対話の入り口に立つ
――アフリカにルーツを持つ若者とのトークイベントから 森聡香・奥富彩夏・大石高典
第11章 BLMを芸術につなぐ―差別が意味すること 藤井光・西井凉子
第4部 世界への広がりをまなざす
第12章 グローバル・サウス・ユートピア?―資本主義分析の視角から 中山智香子
第13章 民主主義とネクロポリティクス 岩崎稔
第14章 ポストコロニアル時代フランスの人種主義と反人種主義
―エティエンヌ・バリバールを手がかりに 太田悠介
第15章 植民地主義の見直し―ヨーロッパとアフリカ 武内進一
終章 「黒」を軸に立てる 中山智香子
おわりに 私たちの中のBLM 中山俊秀
最終更新:2022年3月21日