アフリカ料理店めぐり 


by 佐伯綾香

こんにちは、2022年度入学の佐伯です。今回は、アフリカ料理を食べに行ったことについてお伝えします!アフ科1年生としては2店舗行きました。

 

まず5月1日、そろそろ授業やお互いの雰囲気が分かってきた頃、渋谷にある多国籍料理店Yinegaさんにお邪魔しました。アフ科でのおでかけはこれが初めて。都会に不慣れな筆者は渋谷駅で迷ってしまったのですが、何人もがメッセージや電話をくれて心が温まったことを今でも覚えています。

 

ワクワクしながら入店すると、かわいい壁画やアフリカらしい装飾品が…!ここが日本であることを一気に忘れられました(写真1)。

写真1: お店入口(多国籍料理Yinega)

大きいテーブルをみんなで囲み、「トライ!アフリカコース」がスタート。まずはクスクスサラダから。クスクスとは、北アフリカ発祥の粒状パスタで、小麦の香りが良く食べやすかったです。蘇芳色のハイビスカスジュースで乾杯!みんな飲むのは初めてで、酸味が強く好みが分かれていました。

 

お次はマフェとブッサ!ご存知の通り、私たちが外語祭の料理店で作ったものです。セネガル料理のマフェは、たっぷりの玉ねぎとチキンが入ったトマトとピーナツのシチューで、ごはんにかかっていました。安心できる優しいお味でおかわりが止まらず、すぐになくなりました笑。そしてみんなが虜になったブルキナファソ料理のブッサは、ヤムイモとゴマのパン粉なしコロッケで、チリソースが添えられていました。ころころしていて見た目が可愛いのも推しポイントです。美味しい美味しいと言いながら食べていたものの、この時はこれを自分たちで作ることになるとは誰も思っていなかったでしょう…。


チキンBBQとヤッサ(セネガル・チキンと玉ねぎのマスタード煮)もまた食べたいと思える逸品でした。最後はマンゴープリンとルイボスティー。ルイボスティーは南アフリカ共和国のコイ族・サン族の間で古くから飲まれていたそうです [1]。色々なアフリカの美味しさを感じたところでコース終了。Yinegaさん、ごちそうさまでした(写真2)

写真2: Yinegaさんで頂いたお料理と集合写真

1月12日の年明け最初の授業後には、浜松町にあるカラバッシュさんで新年会を開きました。道路から地下に降りた所にあるお店は秘密基地のよう。中では賑やかなアフリカ系の音楽が流れていて、かわいいアフリカ布製品の販売も行われていました(写真3

写真3:  店内の一角(カラバッシュ)

今回はコースではなく単品でいろいろ注文し、みんなで取り分けました。


まずはタマリンドジュースで乾杯!サバンナ地域が原産の豆 [2] からできているのですが、梅のように非常に酸味が強くて驚きました。


クロコダイル串はあっさりとしていて臭みはなく、鶏肉に似ていると感じました。プランテンバナナの素揚げであるアロコ(コートディヴォワール)はほんのりとした甘酸っぱさがクセになりました。マリの春巻き、ニェムは春雨やひき肉が入っており、日本でよく食べるものにそっくりでした。爽やかかつコクのあるヤッサ・プレには玉ねぎがたっぷり入っていて、クスクスと併せて頂きました。


そして、やはり食べずにはいられないマフェとブッサ。こちらのマフェはビーフを使用していて、ほろっと崩れてピーナツトマトソースと合い、絶品でした。外語祭でもチキンを使ったので、マフェの新たな一面を知ることができました!ブッサは、筆者が今まで食べたものの中で一番、外側がカリッとしていた印象です。ゴマの風味がよく、おかわりじゃんけんはみんな必死でした笑。外語祭で作ることの大変さを学んだので、より一層食べ物への感謝が湧きました。


チェブジェン(セネガル)は春学期の授業で先生がお薦めされていたので注文しました。大きいお魚とお野菜が入ったパエリアのようなごはんで、旨味が口に広がりました。エグシ・スープ(ナイジェリア)はフフ(西アフリカの主食・ヤム芋の練り物)と一緒に。エグシはお肉・燻製魚の他に、ナイジェリアの葉菜であるビターリーフとスイカ似の種を挽いて煮込んでいるそうで、独特な風味がしました。フフは練り切りのような食感で優しいお味だったのでエグシとよく絡みました。


デザートは、ピーナツケイクとガリとデゲ。ケイクと言っても、砕いたピーナツを甘い蜜で焼き固めたものなのでポリポリとしていました。ガリはキャッサバの粉を、デゲは穀物の粉を蒸してヨーグルトやミルクと和えたもので、酸味がありさっぱりとしていました。カラバッシュさん、本当にたくさんのお料理をご提供いただきありがとうございました(写真4)!

写真4: カラバッシュさんで頂いたお料理

二店とも、ごはんが美味しいのはもちろんのこと、今回ご紹介した以外にも数々のメニューがあるのでまた伺いたいです!みなさんもぜひアフリカ料理を味わってみてくださいね。ここまで読んでくださりありがとうございました。

参考URL

[1] RT ROOIBOS TEA「ルイボスティーの基礎知識」 

URL: https://www.rtroom.co.jp/hpgen/HPB/entries/5.html (アクセス日:2023年2月14日)

 

[2] 途上国森林ビジネスデータベース「タマリンドシードガム」

URL: https://jifpro.or.jp/bfpro/sanpin/sanpin-03/1315/ (アクセス日:2023年2月14日)

 

執筆にあたり、各店のホームページも参照しました。

 

Yinegaさん URL: https://yinega.wixsite.com/yinega

 

カラバッシュさん URL: https://www.calabash.co.jp

最終更新:2023年2月18日