刊行物一覧(機関誌)

物語研究 9

特集:古典(学/知/教育)2

発行:2009年3月31日

編集委員:勝亦志織・内藤まりこ・西野厚志

発行所:物語研究会

事務局:高木信

代表:高木信

印刷所:理想社

定価:1000円


【テーマ・テーマシンポジウム論文】

陶山裕有子「歴史語りにおける語り手の記憶と記録―〈古典知〉を始発点として―」

一柳廣孝「心霊としての幽霊―近代日本における「霊」言説の変容をめぐって―」

北條勝貴「死者表象をめぐる想像力の臨界―祭祀を求める者は誰か―」

樋口大祐「軍記テクストにおける「亡霊」的なるもの・序論―「怨霊史観」とその外部をめぐって―」

西野厚志「Silen[ce/t] calls. ―「亡霊」をめぐるジャック・デリダとの通話―」


【自由論文】

藤井貞和「推量とは何か、「けり」の時間の経過―文法態と物語」

石井香織「『落窪物語』における飲酒表現―「酔ひ」の力学」

北川真理「『源氏物語』の文末表現―新編日本古典文学全集『源氏物語』の地の文と会話文の文末の違い―」

諸岡重明「藤壺の御堂造営―罪とエロスの三条宮」

高橋汐子「源氏物語〈過去〉への傾斜―「うらやまし」表現から見る回帰性について―」

黄子蘋「学ぶ子供―『たけくらべ』に見る学校―」


【書評】

松岡智之「助川幸逸郎著『文学理論の冒険〈いま・ここ〉への脱出』」

勝亦志織「鈴木泰恵著『狭衣物語/批評』」

神田龍身「高木信著『平家物語 装置としての古典』」

近藤さやか「土方洋一著『日記の声域 平安朝の一人称言説』」

斉藤昭子「三谷邦明著『源氏物語の方法―〈もののまぎれ〉の極北』」


執筆者紹介・編集者紹介

編集後記

原稿募集規定・査読規定

英文目次