1983年度(昭和58

年間テーマ「方法としての〈引用〉」

【4月例会】通算第86回(4月16日 横浜市立大学)

[研究発表]

 住谷智「正頼の物語としてのあて宮求婚譚」

 渡辺泰宏「伊勢物語の方法―〈暗示〉と〈虚構〉の章段をめぐって」

【5月例会】通算第87回(5月14日 勤労青少年の家)

[研究発表]

 馬場光子「儀制歌としての神楽歌表現構造―内侍所御神楽・採物をめぐって―」

 マーク・ハービソン「もう一度古注の復権―源氏物語における引き歌表現と新古今集的方法―」

【6月例会】通算第88回(6月26日 東京学芸大学鷹野荘)

[研究発表]

 池田節子「源氏物語の同語反復表現」

 阿部好臣「〈逆照射〉の方法=源氏物語構造論のうち―廃太子事件想定の可否―」

【7月例会】通算第89回(7月16日 エスペラント会館)

[研究発表]

 小林正明「手習巻のインターテクスチュアリティ」

[合評会]日向一雅[著]『源氏物語の主題』

 評者:神野藤昭夫

【第12回大会】(8月24~26日 静岡県職員会館)物語研究会・古代文学研究会合同大会

[シンポジウム]「方法としての引用」

 井上眞弓「『狭衣物語』の天照神信仰を読む―テクスト外引用の可能性―」

 磯村清隆「和泉式部日記の引歌表現」

 藤井貞和「方法としての引用」

 司会:河添房江

[研究発表]

 長村徳子「大鏡における語りの姿勢―推量の助動詞を契機として―」

 安藤亨子「〈忠こそ物語〉考」

 三田村雅子「宇治十帖の空間―昔・建物・女房たち―」

 野村倫子「狭衣物語の構成」

【10月例会】通算第90回(10月1日 早稲田大学)

[研究発表]

 三角洋一「本文批判のイロハ」

[討論]

 三谷邦明・藤井貞和・小林正明「なぜ“引用”か」

【11月例会】通算第91回(11月19日 エスペラント会館)

[研究発表]

 竹内宇生「大鏡の叙述意識について―「世の人」など―」

[合評会]『物語研究』第4号

 評者:大倉比呂志・原岡文子・吉海直人

【12月例会】通算第92回(12月17日 公立学校共済組合目白宿泊所うづら荘)

[研究発表]

 河添房江「中世における竹取物語と竹取説話をめぐって」

 網谷厚子「うつほ物語の唱和歌について」

【1月例会】通算第93回(1月21日 早稲田大学)

[研究発表]

 原国人「平安時代女性貴族の一生を考える」

[合評会]林田孝和[著]『王朝人の精神史』

 評者:斎藤英喜・原岡文子

【2月例会】通算第94回(2月18日 日本教育会館)

[研究発表]

 佐藤雅子「夕霧試論」

 佐伯雅子「六条院の造営序説―四季の殿舎を中心として―」

【3月例会】通算第95回(3月17日 早稲田大学)

[研究発表]

 兵藤裕己「和歌をよむこと」

 猪股ときわ「速総別王の歌をめぐって―短歌(謡)の構造―」

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