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物語研究 第12号
物語研究 第12号
特集:虚×実
発行:2012年3月31日
編集委員:麻生裕貴・伊藤禎子・高橋汐子・三村友希
発行所:物語研究会
事務局:松岡智之
代表:松岡智之
印刷所:株式会社三響社
定価:1000円
年間テーマ「虚×実」
【テーマ論文】
塩見優「『源氏物語』における紫上の仮死―生死の〈虚実〉」
高木信「能を観る〈紫式部〉、あるいはジャンルの交差点を漂う〈亡霊〉―「海人の塩焼く」言説をめぐる謡曲、『平家物語』―」
【自由論文】
富澤萌未「うつほ物語「楼の上」巻におけるいぬ宮の〈琴〉―女一の宮との関係から―」
北川真理「光源氏の移動 新編日本古典文学全集『源氏物語』の地の文末の光源氏の移動動詞から」
麻生裕貴「紫の上との対比に見る玉鬘の呼称―特殊な視点による造形―」
櫻井清華「『源氏物語』総角巻の一場面―宇治中君と薫の一夜」
吉澤小夏「捨てられた「宇治」―大君の「心より外」意識と中の君の〈移動〉―」
伊勢光「二人の中の君、あるいは王朝物語における女性の一形態をめぐって―『夜の寝覚』から『源氏物語』へ」
【物語時評】
井上眞弓「孤独を抱きしめつつ、物語として読んでほしいのだが…」
【書評】
西本香子「猪股ときわ著『古代宮廷の知と遊戯―神話・物語・万葉歌』」
上原作和「三角洋一著『宇治十帖と仏教』」
津島知明「土方洋一著『物語のレッスン 読むための準備体操』」
高木信「樋口大祐著『変貌する清盛 『平家物語』を書きかえる』」
【物語時評】
三村友希「藤井貞和著『日本語と時間 〈時の文法〉をたどる』」
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