1999年度(平成11

年間テーマ「区分・領域〈テリトリー〉」

【4月例会】通算第233回(4月17日 日本大学)

[自由発表]

 石阪晶子「藤壺の病苦」

[テーマ発表]

 阿部好臣「王権物語の限界―六条院物語の組成」

[合評会]石井正己[著」『絵と語りから物語を読む』

 評者:増尾伸一郎・立石和弘

【5月例会】通算第234回(5月15日 明治大学)

[自由発表]

 小山綾子「呪歌に縛られた童子・薫―「岩根の松」の喩が指し示すもの―」

[テーマ発表]

 小嶋菜温子「光源氏と明石姫君―産養をめぐる史劇・つづき」

【6月例会】通算第235回(6月19日 清泉女子大学)

[自由発表]

 松岡智之「源氏物語における「死」について」

[合評会]小田切文洋[著]『渡宋した天台僧達―日中文化交流史一斑』

 評者:久保田孝夫・佐藤信一

【7月例会】通算第236回(7月24日 横浜市立大学)

[テーマ発表]

 今井俊哉「源氏物語の「鏡」」

[合評会]小林正明[著]『村上春樹◆塔と海の彼方に』

 評者:三田村雅子・助川幸逸郎

【第28回大会】(8月23~24日 伊豆稲取温泉ペンション・マスカレード)

[シンポジウム]「区分・領域〈テリトリー〉」

 原豊二「『源氏物語』「とぞ本にはべめる」を軸に物語の領域について考える」

 増尾伸一郎「〈土の気〉と〈竈神〉の系譜―陰陽師と占病祟法をめぐって」

 三谷邦明「俗的空間/境界空間/聖的空間―夕霧巻の方法、あるいは不安の概念をめぐって」

[自由発表]

 久富木原玲「藤壺造型の位相―逆流する伊勢物語前史」

 関根賢司「大津皇子―物語の源流」

 越野優子「女一宮試論―反復と一回性の狭間から」

【9月例会】通算第237回(9月25日 國學院大学)

[テーマ発表]

 上原作和「読者生成圏の論理―『松浦宮物語』秘曲伝承コードへのプロトコル」

[合評会]河添房江[著]『性と文化の源氏物語』

 評者:斉藤昭子・平野美樹

【11月例会】通算第238回(11月20日 日本大学)

[自由発表]

 森孝子「『源氏物語』論~“弾かせる」光源氏はいかに栄華を極めたか~」

[テーマ発表]

 光安誠司郎「何故、柏木は悲劇的に見えるのか?」

【12月例会】通算第239回(12月18日 明治大学)

[自由発表]

 井野葉子「薫の恋の基底」

[合評会]日向一雅[著]『源氏物語の準拠と話型』

 評者:浅尾広良・上原作和

【1月例会】通算第240回(1月22日 國學院大学)

[自由発表]

 浅尾広良「嵯峨朝復古の桐壺帝―朱雀院行幸と花宴―」

[テーマ発表]

 下鳥朝代「北山の垣間見転生論序説―「貝合」と「花桜折る中将」から―」

【3月例会】通算第241回(3月18日 日本大学)

[自由発表]

 三田村雅子「青海波再演―源氏文化の視界に向けて―」

[テーマ発表]

 三谷邦明「類似(隣接)・源氏物語の認識論的断絶―方法としての形代/ゆかりあるいは贈答歌と長恨歌―」

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