2017年度(平成29

年間テーマ「翻訳」

【4月例会】通算第394回(4月15日 日本大学)

[テーマ発表]

 笹生美貴子「翻訳書の可能性を探る―中国語訳『源氏物語』(豊子愷訳・林文月訳)を中心に―」

[自由発表]

 深澤徹「狂言綺語(いかれことば)と固有名

   ―演能空間における、「歓待」の作法としての「名指し」と「名告り」の行為遂行的機能―」

【5月例会】通算第395回(5月20日 学習院大学)

[自由発表]

 上原作和「「山の端近き心地する」薫―「椎本」巻の語りと暦象想像力」

[テーマ発表]

 三田村雅子「源氏物語アーサー・ウェイリー訳の気づきと振り返り―〈突然〉をめぐって―」

【6月例会】通算第396回(6月17日 お茶の水女子大学)

[テーマ発表]

 藤井貞和「翻訳・日本語文法・現代語訳」

[自由発表]

 橋本ゆかり「『源氏物語』の記憶と記録と物語と―「絵」の余白がしかけるもの」

【7月例会】通算第397回(7月15日 神奈川大学)

[自由発表]

 篭尾知佳「宇治十帖の「~はつ」と「やむ」」

[テーマ発表]

 阿部好臣「宇治の仏・年間テーマ(翻訳)に関わって」

【第46回大会】(2017年8月21日~23日 スターツ総合研修センター)

[シンポジウム]「翻訳と解釈―歴史・文化・反復」

 スエナガ・エウニセ「ブラジル・ポルトガル語俳句集

   『OCrisântemodeCemPétalas(百枚の花びらの菊)』の日本語訳について」

 荒木浩「仏伝受容をめぐる「翻訳」論的問題」

 富澤萌未「『うつほ物語』における言い換えの意味」

 司会:武藤那賀子

[テーマ発表]

 ローレン・ウォーラー「古代日本文学における「橘」「梅」「朝顔」の歴史的変化と解釈の問題

   ―和・漢・英の「翻訳」を手掛かりに」

[自由発表]

 助川幸逸郎「なぜ、『竹取物語』に「頭中将」が登場するのか?

   ―「王朝物語の誕生」と「日本王権の危機」をめぐって」

 藤井貞和「物語構造論の夢」

 伊藤禎子「鏡面としての豊饒の海―『浜松中納言物語』を読む」

【9月例会】通算第398回(9月16日 日本大学)

[テーマ発表]

 布村浩一「和歌の〈翻訳〉としての漢詩―『新撰万葉集』攷―」

[合評会]武藤那賀子[著]『うつほ物語論 物語文学と「書くこと」』

 評者:三村友希・高木信

【11月例会】通算第399回(11月25日 日本大学)

[テーマ発表]

 深澤徹「〈現実界〉(ルビ打ち/ル・レエル)の声を聴く―ラカン理論の応用で『方丈記』を読んでみたい」

[合評会]高橋麻織[著]『源氏物語の政治学史実・准拠・歴史物語』

 評者:原岡文子・中丸貴史

【12月例会】通算第400回(12月16日 青山学院大学)

[自由発表]

 阿部好臣「『竹取物語』源流孝-「ハイヌウェレ・奈具社・食料起源と神」

[合評会]『物語研究』17号

 評者:斉藤昭子・西原志保・松岡智之・圷美奈子

【1月例会】通算第401回(1月27日 立正大学)

[自由発表]

 勝亦志織「三条西家旧蔵『狭衣物語』における登場人物の語り方―天稚御子と源氏の宮から―」

[テーマ発表]

 三田村雅子「源氏物語現代語訳の行方」

【3月例会】通算第402回(3月10日 日本大学)

[ミニシンポジウム]「言説分析と〈狂気〉」

 津田博幸「祝詞の語り論的分析―中動態とシャマニズム―」

 松岡智之「物語文学の混沌」

 助川幸逸郎「浮舟VSアンティゴネー~二つの〈二つの死〉のはざまで~」

 司会:上原作和

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