1985年度(昭和60

年間テーマ「物語の視点」

【4月例会】通算第105回(4月13日 聖心女子大学)

[研究発表]

 河添房江「源氏物語の光の比喩―王権物語の表現法―」

 石原昭平「貴種流離譚の展開―源氏物語・須磨・明石における蛭子・住吉・難波のことなど―」

【5月例会】通算第106回(5月26日 恵比寿社会教育館)

[研究発表]

 吉海直人「夕顔物語の構造(その二)―乳母の視点から―」

 猪股ときわ「「近江荒都歌」の構造―〈見る〉者の位相―」

【6月例会】通算第107回(6月15日 早稲田大学)

[研究発表]

 今井俊哉「六条院の表現―語りの視点へ―」

 日向一雅「伊勢集論」

【7月例会】通算第108回(7月20日 横浜市立大学)

[研究発表]

 斎藤英喜「『古事記』における〈語り〉の問題」

 東原伸明「明石物語の方法―ヒロインの存在位相に着目して―」

【第14回大会】(8月22~24日 信州美しが原温泉 かつらぎ)物語研究会・古代文学研究会合同大会

[シンポジウム]

 小峯和明「大鏡の語りの視点―菩提講の意味するもの―」

 三田村雅子「源氏物語の召人視点」

 宗雪修三「「若菜上」巻の〈詩線〉」

[研究発表]

 辻和良「玉かつら―仮面性と〈内なる物語〉―」

 植田恭代「薫における親意識をめぐって―宇治十帖論のために―」

 深澤徹「赤のフォークロア」

 菊池成子「「夜の寝覚」における草木表現をめぐって」

【10月例会】通算第109回(10月19日 成城大学)

[研究発表]

 阿部好臣「『逢坂越えぬ権中納言』攷―物語合を軸として―」

 伊藤一男「本院侍従集…その虚構空間」

【11月例会】通算第110回(11月30日 國學院大学)

[研究発表]

 長谷川政春「「語り手」の発生」

 神野藤昭夫「紅梅巻の機能―『源氏物語』宇治の物語論のための断章―」

【12月例会】通算第111回(12月21日 早稲田大学)

[研究発表]

 佐藤信一「『源氏物語』「夕霧」の源泉―主として漢詩の側から見た平安朝の「霧」について―」

[合評会]兵藤裕己[著]『語り物序説』

 評者:土方洋一・石井正己

[合評会]藤井貞和[著]『物語の結婚』

 評者:大林道子・安藤亨子

【1月例会】通算第112回(1月18日 國學院大学)

[研究発表]

 ルイス・クック「ジュラ―ル・ジュネット『物語のディスクール』を紹介する」

 住谷智「『吹上』論序説」

【2月例会】通算第113回(3月15日 東京学芸大学)

[合評会]沢田正子[著]『枕草子の美意識』

 評者:小森潔・三田村雅子

[合評会]小峯和明[著]『今昔物語集の形成と構造』前

 評者:田雅之・阿部好臣

【3月例会】通算第114回(3月15日 東京学芸大学)

[研究発表]

 神田龍身「『浜松中納言物語』転生論」

 原岡文子「朝顔の巻の読みと視点」

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