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物語研究 14

特集:物語のパフォーマティヴ

発行:2014年3月31日

編集委員:西野入篤男・吉澤小夏・麻生裕貴

発行所:物語研究会

事務局:深沢徹

代表:深沢徹

印刷所:株式会社三響社

定価:1000円


年間テーマ「物語のパフォーマティヴ」


【テーマシンポジウム】年間テーマ「物語のパフォーマティヴ」

斉藤昭子「趣旨文 物語は物語であることによって何を為しているのか」

兵藤裕己「虚実皮膜のパフォーマティブ―物語りの視点・人称・主体―」

藤井貞和「演劇物語論―亡霊の告げ―」

有元伸子「〈劇の文学〉とジェンダー・パフォーマティヴ―三島由紀夫「卒塔婆小町」、アクションとしての台詞―」


【テーマ論文】

斉藤昭子「夕顔巻言説のパフォーマティヴィティ―能《夕顔》シテの二重性あるいは不在の表象―」

助川幸逸郎「やまと歌のパフォーマティヴィティ~折口信夫と近代象徴詩史・覚え書~」

高木信「小宰相と小野小町との絆、あるいは〈引用〉のポリティクス―網目のなかなお『平家物語』、謡曲、御伽草子、古注釈―」


【自由論文】

北川真理「新編日本古典文学全集『源氏物語』の文末の異同―伝定家筆本と伝明融筆臨模本を底本とした巻について―」

武藤那賀子「『うつほ物語』の〈琴〉と〈学問〉の公開の場の方法」

岩森円花「『源氏物語』における須磨の空間表現―光源氏の生活習慣を中心に―」

照井裕子「明石一族の対構造―呼称と〈かひある〉〈かひなし〉を手掛かりに―」

堀江マサ子「「物聞こしめさぬ」落葉の宮―婚礼の食を軸として―」

千野裕子「浮舟物語と正篇世界―女房「侍従」「右近」から―」


【書評】

宗雪修三「藤井貞和著『文法的詩学』」

石垣佳奈子「小森潔著『枕草子 発信する力』」

吉澤小夏「河村裕子著『王朝文学の光芒』」


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