2016年度(平成28

年間テーマ「主体」

【4月例会】通算第385回(4月16日 日本大学)

[自由発表]

 上原作和「継承される古典―『源氏物語』古注釈抄出本文から藤原定家編纂・校訂本文を考える」

[テーマ発表]

 深澤徹「かたどる欧米語とかたらう日本語

   ―演能の〈場〉におけるアイ(間)の「かたり」のはたらきをめぐって―」

【5月例会】通算第386回(5月28日 学習院大学)

[自由発表]

 長谷川政春「『源氏物語』の〈血筋〉の特化のゆくえ」

[テーマ発表]

 西野入篤男「『源氏物語』「雨夜の品定め」の一考察―かたる(語る・談る・騙る)主体の対象・欲望・幻想―」

【6月例会】通算第387回(6月18日 立教大学)

[自由発表]

 石垣佳奈子「三巻本『枕草子』「説経の講師は」の〈今〉と〈昔〉」

[テーマ発表]

 中丸貴史「記録テクストの主体と思想―任大臣儀を例として―」

【7月例会】通算第388回(7月16日 神奈川大学)

[自由発表]

 杉浦和子「私家集の「形見」の歌」

[テーマ発表]

 鈴木泰恵「『狭衣物語』のちぐはぐな語り―「語る権威」「語る主体」についての考察―」

【第45回大会】(2016年8月22日~24日 熱海温泉ホテル・サンミ倶楽部)

[シンポジウム]「主体化という動態―他者・欲望・語り」

 武藤那賀子「第三者が見る文―平安王朝物語を中心に―」

 田村美由紀「輻輳する主体/欲望―谷崎潤一郎「卍(まんじ)」の語りを中心に―」

 高木信「カタリの亡霊論(hantologie)的転回にむけて、あるいは欲望としての語りと不在の表象」

 樫村愛子「ネオリベ社会―普通精神病社会における主体と物語」

 司会:西野入篤男

[自由発表]

 藤井貞和「物語/詩歌の文法体系論」

 吉澤小夏「『源氏物語』続篇の「ましかば」―竹河巻・蜻蛉巻を中心に―」

 江口郁海「柏木物語における『竹取物語』引用―「心ざし」の語から」

【9月例会】通算第389回(9月18日 お茶の水女子大学)

[自由発表]

 安松拓真「『太平記』巻二一「塩冶判官讒死事」における〈ツレ平家〉―語り・記・あるいは〈声〉」

[テーマ発表]

 福里将平「『とりかへばや』女中納言の自我と無意識」

【11月例会】通算第390回(相模女子大学)

[自由発表]

 堀江マサ子「『源氏物語』輻輳化される「ありし」―夕顔、女三の宮、女一の宮、浮舟をめぐって―」

[テーマ発表]

 蕗谷雄輝「『源氏物語』主体と他者の関係性―玉鬘十帖の「ことつく」を通して」

【12月例会】通算第391回(12月17日 青山学院大学)

[合評会]『物語研究』16号

 評者:日向一雅・深澤徹・吉澤小夏・中丸貴史・長谷川政春・橋本ゆかり・助川幸逸郎

【1月例会】通算第392回(立正大学 1月28日)

[自由発表]

 竹田由花子「「総角」巻における『伊勢物語』四十九段引用の方法」

[テーマ発表]

 布村浩一「句題詩テクストの作法と主体―『右中記部類紙背漢詩集』を中心に―」

【3月例会】通算第393回(3月18日 日本大学)

[ミニシンポジウム]「古代の日本語文学と主語・人称・待遇」

 水野雄太「「主客未分」への抵抗―『源氏物語』藤袴巻の語りを通して」

 布村浩一「『古今集』の敬語表現と主体/客体、人称」

 猪股ときわ「『古事記』の歌の「われ」をめぐって」

 司会:津田博幸

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