2018年度(平成30)

年間テーマ「翻訳」

【4月例会】通算第403回(4月21日 日本大学)

[自由発表]

近藤さやか「『伊勢物語』における在原行平」

[テーマ発表]

布村浩一「詩歌の形式と〈翻訳〉―「和漢任意」と和歌・七絶― 」

【5月例会】通算第404回(5月19日 学習院大学)

[自由発表]

西原志保「自画像/人形としての等身仏―『更級日記』冒頭の薬師仏について」

[テーマ発表]

竹田由花子「『源氏物語』における『伊勢物語』百一段引用/翻訳―藤花の蔭が暗示するもの―」

【6月例会】 通算405回 (6月16日 お茶の水女子大学)

[合評会]本橋裕美[著]『斎宮の文学史』

評者:高橋汐子深澤徹

[テーマ発表]

アンダソヴァ マラル「ロシア語訳『源氏物語』―言説分析の視点からみえてくるもの」

【7月例会】 通算406回 (7月21日 神奈川大学)

[テーマ発表]

張培華「周作人『枕草子』翻訳と出版の経緯―「未出版」を中心に―」

[合評会]千野裕子『女房たちの王朝物語論『うつほ物語』『源氏物語』『狭衣物語』』(青土社2017年10月

評者:堀江マサ子・鈴木泰恵

【第47回大会】(8月20~22日 グルメと天然温泉の宿 ペンション SHIOSAI」)

[シンポジウム]「翻訳の多様性」

富澤萌未「テーマシンポジウムについて」

西野入篤男「翻訳から『新撰万葉集』の〈価値〉を考える」

笹生美貴子「豊子愷訳『伊勢物語』における翻訳の手法―和歌の漢訳を中心に―」

野原佳代子「翻訳とナラティブ化:文学と科学技術情報などをサンプルに」

 コーディネーター:高木信・武藤那賀子

[テーマ発表]

  藤井貞和「膠着語と現代語訳 ―人称/自然称/時称」

[自由発表]

 越野優子日中韓の翻訳対照研究 ―『源氏物語』桐壺巻を題材にみた敬意表現と翻訳手法への考察と提言― 」

 音田恵利一条御息所論 ―『源氏物語』第二部物の怪論の一環として―」

 草場英智「〈可能態〉としての匂宮立太子」

 蕗谷雄輝「宇治十帖における「ことつく」のパフォーマティビティ」

【9月例会】 通算407回(9月15日 明治大学)

[自由発表]

 圷美奈子「和歌における「見立て」と、物語の創出―業平詠をめぐる『伊勢物語』の手法―」

[テーマ発表]

 斉藤昭子源氏物語から源氏能への翻案(アダプテーション)―語ることと謡い、舞うこと」

【11月例会】 通算408回 (11月17日 相模女子大学)

[自由発表]

 松本直己「「殿などのおはしまさで後」章段における定子の語りが示す「今」

   ―「清涼殿の丑寅の隅の」章段との比較から―

[合評会]越野優子[著]『国冬本源氏物語論』武蔵野書院2016年9月)

 コメンテーター藤井貞和

 評者神田久義

【12月例会】 通算409回(12月15日 青山学院大学)

合評会『物語研究』第18号

 評者伊藤好英西山登喜馬場淳子松岡智之佐伯雅子深澤徹・井野葉子

【1月例会】 通算410回(1月26日 立正大学)

[自由発表]

 張培華「『源氏物語』「浮舟」と「蜻蛉」の間―「入水」の寓意―」

 三田村雅子「天徳内裏歌合の漢文日記と仮名日記―日記の競演として―

【3月例会】通算第411回(3月16日 日本大学)

ミニシンポジウム]「語りの〈声〉が立ち上がるとき」

 福沢将樹「読者/聞き手を再考する―玉上「三人の作者」「二種の読者」論から―」

 石井正己「いま、語るということは」

 高木信新しいナラトロジーのためのエチュード、あるいはテクスト分析と語りの話法と

   ―『源氏物語』・『平家物語』・説経節・謡曲の「語り」から〈カタリ〉は噴出するか?」

 司会:本橋裕美

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