刊行物一覧(機関誌)
物語研究 第18号
特集:翻訳
発行:2018年3月31日
編集委員:阿部好臣・小嶋菜温子・笹生美貴子・武藤那賀子・荒川真一
発行所:物語研究会
事務局:布村浩一
代表:布村浩一
印刷所:株式会社文成印刷
定価:1000円
年間テーマ「翻訳」
【テーマシンポジウム】「翻訳と解釈―歴史・文化・反復」
武藤那賀子「趣旨文」
荒木浩「「独生独死」観の受容と「翻訳」論的問題―中世の孤独と無常をめぐって―」
スエナガ エウニセ「ブラジルのハイクとハイカイ、そしてハイカイ集『百枚の花びらの菊』について―翻訳・模倣・オリジナリティー」
富澤萌未「『うつほ物語』における「翻訳」」
【テーマ論文】
クルボノヴァ・グルノザ「『源氏物語』のウズベク語訳の意義と問題―付「桐壺」巻試訳―」
アンダソヴァ・マラル「異言語間における言説分析―『源氏物語』ロシア語訳の事例から」
【自由論文】
布村浩一「句題詩テクストの作法と主体―「秦嶺」「呉江」について―」
阿部好臣「『竹取物語』源流考=縄文への眼差し」
山際咲清香「『うつほ物語』から『源氏物語』へ― 寒暖語「寒し」の系譜の変遷―」
大竹明香「『源氏物語』明石の君と「母」の空白― 海幸山幸神話との比較から―」
篭尾知佳「自己をどう認識するか―『源氏物語』大君・中の君をめぐる「〜はつ」―」
毛利香奈子「『いはでしのぶ』における「似ること」―「見ること」との相関関係―」
【ミニシンポジウム】「古代の日本語文学と主語・人称・待遇」について
津田博幸「趣旨文」
猪股ときわ「『古事記』の歌の「われ」―「たぐい」としての「自己」」
布村浩一「『古今集』の敬語表現と主体/客体、人称」
水野雄太「物語文学の言葉は誰のものか」
【書評】
渡部泰明「久冨木原玲著『源氏物語と和歌の論―異端へのまなざし』」
池田大輔「池田節子著『紫式部日記を読み解く 源氏物語の作者が見た宮廷社会』」
室永優子「吉海直人著『『源氏物語』「後朝の別れ」を読む 音と香りにみちびかれて』」
室永優子「吉海直人著『『源氏物語』の特殊表現』」
野村典彦「伊藤好英著『折口信夫 民俗学の場所』」
斎藤英喜「方法としての「民俗学の場所」―伊藤好英『折口信夫 民俗学の場所』を読む」
執筆者紹介
編集委員
編集後記
物語研究会について
原稿募集規定・査読規定
物語研究 第十七号 目次
英文目次・英文要旨