1993年度(平成5

年間テーマ「言説(ディスコース)」

【4月例会】通算第179回(4月17日 早稲田大学)

[研究発表]

 神田龍身「太平記―変装と移動の後醍醐―」

 小森潔「枕草子の言説分析の可能性」

【5月例会】通算第180回(5月15日 白百合女子大学)

[研究発表]

 木村朗子「物語の「語り手」について」

[合評会]網谷厚子[著]『平安朝文学の構造と解釈』

 評者:上原作和

[合評会]三谷邦明[著]『物語文学の言説』

 評者:吉井美弥子

【6月例会】通算第181回(6月19日 聖心女子大学)

[研究発表]

 横山由美子「桐壺巻の光源氏肩入れ視線の生成と限界」

 三谷邦明「日記文学としての梁塵秘抄口伝集巻十

   ―院政期における男の仮名日記あるいは『こゑわざ日記』と〈書くこと〉―」

【7月例会】通算第182回(7月17日 明治大学)

[研究発表]

 吉井美弥子「薫をめぐる〈語り〉と〈言説〉」

[合評会]神田龍身[著]『物語文学、その解体』

 評者:井上眞弓・西本寮子

【第22回大会】(8月22~24日 青森県大鰐温泉 おおわに山荘)

[シンポジウム]「言説」

 今井俊哉「柏木物語の言説」

 高橋亨「宇津保物語の言説」

[研究発表]

 齋藤正志「求婚譚の構成と意義」

 星山健「『落窪物語』の構造―説話的世界からの飛翔―」

 宗雪修三「話型に抗する物語―宇治十帖のテクスチュアリテ―」

 関根賢司「十三になる年」

 河添房江「『源氏物語』のドラマトゥルギ―源氏能の記号学から―」

【10月例会】通算第183回(10月16日 早稲田大学)

[研究発表]

 佐藤信一「月夜見梅花論」

[合評会]河添房江[著]『源氏物語の喩と王権』

 評者:松井健児・古内宏樹

【11月例会】通算第184回(11月27日 日本大学)

[研究発表]

 阿部好臣「〈物の怪〉の〈言説〉をめぐって―柏木の位相―」

 足立繭子「継子物語と源氏物語」

【12月例会】通算第185回(12月18日 清泉女子大学)

[研究発表]

 小嶋菜温子「「五節」のディスコース―仁明朝から源氏物語へ―」

 東原伸明「物語文学言説の非一義決定性―言説規定の再検討―」

【1月例会】通算第186回(1月22日 白百合女子大学)

[研究発表]

 井上眞弓「『狭衣物語』〈衣〉の表象―不安と欲望の言説―」

 三田村雅子「枕草子・〈ほころび〉としての身体」

【3月例会】通算第187回(3月19日 日本大学)

[研究発表]

 鈴木泰恵「『狭衣物語』の言説―〈かぐや姫〉の生成と喪失をめぐって―」

 依田富子「性差異化された言説の系譜

   ―『土佐日記』『蜻蛉日記』『源氏物語』のジェンダーとジャンル―」

Copyright(C) Monogatari Kenkyukai, All rights reserved

【物語研究会公式サイト】