2009年度(平成21

年間テーマ「〈見える/見えない〉の物語学」

【4月例会】通算第323回(4月18日 日本大学)

[自由発表]

 堀江マサ子「『宇治十帖』時間の論理―出来事で暗示の時の表現―」

[テーマ発表]

 内藤まりこ「見えないものへの思考―残存としての黒主」

【5月例会】通算第324回(5月16日 駒沢大学)

[自由発表]

 李興淑「六条院の女楽―六条院王権による礼楽思想から―」

[テーマ発表]

 鈴木泰恵「見えざる未来を垣間見させる文学―「今様」と平安後期文学―」

【6月例会】通算第325回(6月20日 立教大学)

[自由発表]

 北川真理「『源氏物語』の文末表現―「見ゆ」「見えたり」「見えたまふ」「見えたまへり」を中心に―」

[テーマ発表]

 上原作和「「私」説から「秘説」へ―『原中最秘抄』の學藝史―」

【7月例会】通算第326回(7月18日 フェリス女学院大学)

[自由発表]

 西野入篤男「六条院の女楽―〈妻の座〉・〈母の座〉をめぐる表現構造―」

[テーマ発表]

 伊藤禎子「「思ひなしにや」の情報操作」

【第38回大会】(8月19日~21日 長野菱野温泉 常磐館)

[シンポジウム]「見える/見えないの〈物語学〉」

 清水潤「小説家の眼差しの彼方に―泉鏡花「山海評判記」を読む」

 助川幸逸郎「テニスボーイに見えないもの/『テニスボーイの憂鬱』に見えるもの

   ~「快楽」の80年代問題のために~」

 西山登喜「うつほ物語種松王国の位相―轆轤師へのまなざし―」

 司会:橋本ゆかり

 コメンテーター:井上眞弓・小森潔

[自由発表]

 池田大輔「『源氏物語』侍女考―末摘花物語と二人の侍女―」

 松井健児「〈風景〉による認識―源氏物語の空間の叙法」

 今井俊哉「NEXTTEXT2」

 野谷健「〈廃王〉をめぐる狩猟伝承―『源氏物語』前史」

【9月例会】通算第327回(9月19日 青山学院大学)

[自由発表]

 永井崇大「「男二人して女一人をよばひけり」攷―『平中物語』から『源氏物語』へ―」

[自由発表]

 近藤さやか「『土佐日記』一月七日条における『伊勢物語』幻想」

【11月例会】通算第328回(11月21日 学習院大学)

[自由発表]

 陶山裕有子「歴史物語における藤氏―〈藤氏物語〉としての『今鏡』―」

[テーマ発表]

 高橋汐子「大君〈不在〉の存在感―記憶と幻想―」

[合評会]吉井美弥子[著]『読む源氏物語 読まれる源氏物語』

 評者:圷美奈子・三田村雅子

【12月例会】通算第329回(12月19日 日本大学)

[自由発表]

 布村浩一「花散里の人物像に関する一考察―光源氏との贈答歌から考える―」

[自由発表]

 鈴木貴子「紫の上をまなざす夕霧―〈涙〉と視線の関係―」

【1月例会】通算第330回(1月23日 上智大学)

[合評会]『物語研究』第9号

 評者:塩見優・池田大輔・高橋麻織・鈴木泰恵

[合評会]三村友希[著]『姫君たちの源氏物語』

 評者:原岡文子・松岡智之

【3月例会】通算第331回(3月20日 明治大学)

[ミニシンポジウム]「物語―和歌と皇女をめぐって―」

 畑恵里子「『落窪物語』の男君の求婚歌」

 岡崎真紀子「皇女・歌詠・法文―選子内親王『発心和歌集』をめぐって」

 中村成里「斎宮貝合をめぐって」

 司会:布村浩一

 コーディネーター:松田行子

 コメンテーター:松岡智之

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