発行：1986年4月10日
編者：物語研究会
発行所：新時代社
定価：4400円
序
〈特集〉語りそして引用
三谷邦明「〈語り〉と〈引用〉―〈引用〉と〈排除〉あるいは竹取物語の方法」
高橋亨「源氏物語の心的遠近法」
小林正明「最後の浮舟―手習巻のテクスト相互連関性」
井上真弓「『狭衣物語』の「天照神」表現を読む」
藤井貞和「語は○○にあり―説話と引照」
石井正己「てんぽ物語論」
土方洋一「『遠野物語』の語りと文体」
書評
石原昭平「長谷川政春著『紀貫之論』」
原岡文子「林田孝和著『王朝びとの精神史』」
神野藤昭夫「日向一雅著『源氏物語の主題―「家」の遺志と宿世の物語の構造』」
安藤亨子「吉海直人著『源氏物語研究―而立篇』」
河添房江「山口仲美著『平安文学の文体の研究』」
日向一雅「伊勢集論覚書―歌物語的日記文学的契機を軸として」
吉海直人「三春高基の深層―百済王姓からのアプローチ」
北川真理「源氏物語における形代の方法―「憂し」を恐れる薫」
宗雪修三「「世づかぬ」薫―蜻蛉巻の独詠歌と主題」
三田村雅子「〈音（こえ）〉を聞く人々―宇治十帖の方法」
後記
英文要旨
執筆者一覧