刊行物一覧(機関誌)
物語研究 第5号
特集:子/母/父
発行:2005年3月31日
編集委員:高木信・安藤徹・外山敦子・橋本ゆかり・八島由香・安田真一
発行所:物語研究会
事務局:立石和弘
代表:佐藤信一
印刷所:相羽印刷
定価:1000円
【特集論文】「子/母/父」
木村朗子「名をめぐって―『曾我物語』における〈子〉の背理―」
外山敦子「〈母〉たちの浮舟物語―競り合う二人の召人―」
米田真木子「『源氏物語』における「さるべき人」の行方―「親子」「後見」「結婚」のはざま―」
西山登喜「『うつほ物語』における兼雅の機能―仲忠との関係性をめぐって―」
【自由論文】
舘入靖枝「夕月夜の隠し絵―七夕伝説と末摘花・雲居雁―」
山下太郎「紫式部日記の三部構成―区分と連関―」
川勝麻里「末松謙澄『Genji Monogatari』序文―女性作家とその文体・手法の賛美―」
【物語時評】
野網摩利子「物語の動きはじまり考―『源氏物語』桐壺巻―」
湯淺幸代「「純愛ブーム」と「ノスタルジー」」
三村友希「銀盤の女王の終わらない〈物語〉―ミシェル・クワンの涙―」
【ミニシンポジウム】「〈身体〉とナラトロジー」
助川幸逸郎「記憶・身体・表象―「〈身体〉とナラトロジー」を討議するための覚え書―」
浅井英樹「「聞く身体」をめぐって―シンポジウム「ナラトロジーと身体」に参加して―」
内田順子「物語がはじまるために」
飯田祐子「身体の他者性について」
【ミニシンポジウム印象記】
助川幸逸郎「参戦後記―「外傷を帯びたエクリチュール」をめぐって、私小説風に―」
佐藤清隆「シンポジウム「〈身体〉とナラトロジー」に参加して」
下鳥朝代「ミニ・シンポジウムに関する断想」
橋本ゆかり「文学研究者たちのリング観戦記―ミニ・シンポ「〈身体〉とナラトロジー」より―」
執筆者紹介・編集者紹介
編集後記
原稿募集規定・査読規定
英文目次