2012年度(平成24

年間テーマ「虚×実」

【4月例会】通算第349回(4月21日 日本大学)

[テーマ発表]

 津島知明「「虚実」の審判を超えて―『枕草子」日記回想段を読む」

[合評会]阿部好臣[著]『物語文学組成論Ⅰ 源氏物語』

 評者:吉井美弥子・圷美奈子

[合評会]阿部好臣[著]『物語文学組成論Ⅱ 創生と変容』

 評者:兵藤裕己・八島由香

【5月例会】通算第350回(5月19日 学習院大学)

[自由発表]

 近藤さやか「『大和物語』〈前半〉の終段について」

[テーマ発表]

 布村浩一「〈見立て〉で景を描写することの意味について」

【6月例会】通算第351回(6月16日 立教大学)

[自由発表]

 伊達舞「『今とりかへばや』の〈家〉への意識―〈血脈〉上の子どもから〈家〉のための子どもへ―」

[テーマ発表]

 陶山裕有子「鏡物における二つの虚×実」

【7月例会】通算第352回(7月21日 神奈川大学)

[自由発表]

 松山典正「夕顔から玉鬘へ」

[テーマ発表]

 中丸貴史「後二条師通の彦根詣―病・夢・書物―」

【第41回大会】(8月20日~22日 千葉県富津市 さゞなみ館)

[シンポジウム]「「歴史は物語である」を越えて―「虚×実」が拓く〈物語〉の可能性―」

 本橋裕美「物語を支える時間の揺らぎ―『源氏物語』帝たちの時間を中心に―」

 吉田司雄「代替の歴史と欲望の転移」

 鹿島徹「物語が超えられるとき―歴史の物語り理論・その後―」

 司会:高木信

 コメンテーター:笹生美貴子・宗雪修三

[自由発表]

 ローレン・ウォーラー「賀茂真淵の思想と文学観―『源氏物語新釈惣考』を中心に」

 東原伸明「『土左日記』の言説分析(世界初演)―「和歌」と「地の文」の曖昧な関係性を焦点に―」

 藤井貞和「平安物語研究は九世紀を見捨てたのか?―歌語り定置のために」

 武藤那賀子「『うつほ物語』の琴・学問・手本―全てを担う仲忠とそれを継承する者たち―」

【9月例会】通算第353回(9月15日 明治大学)

[自由発表]

 島本あや「少女巻の春秋優劣歌と『宰相中将伊尹君達春秋歌合』―「春秋のあらそひ」の先例を問う―」

[テーマ発表]

 松岡智之「虚構の強弱―『竹取物語』と『源氏物語』とを中心に―」

【10月例会】通算第354回(10月20日 青山学院大学)

[自由発表]

 石垣佳奈子「三巻本『枕草子』の〈始まり〉と〈終わり〉」

 深澤徹「夏目漱石『虞美人草』に見る、馬琴の〈影〉―三谷邦明のいう「躾糸」を手がかりとして―」

【12月例会】通算第355回(12月15日 相模女子大学)

[自由発表]

 照井裕子「明石一族の対構造―呼称を手掛かりに―」

[合評会]『物語研究』第12号

 評者:笹生美貴子・橋本ゆかり・勝亦志織・深澤徹

【1月例会】通算第356回(1月26日 上智大学)

[自由発表]

 西野入篤男「謝六逸と日本古典文学―中国における物語文学受容の草創期を探る―」

[合評会]鈴木貴子[著]『涙から読み解く源氏物語』

 評者:斉藤明子・鈴木泰恵

【3月例会】通算第357回(3月16日 日本大学)

[ミニシンポジウム]「古代中国音楽と平安文学」

 正道寺康子「古代日本文学と中国の琴曲・音楽説話」

 笹生美貴子「平安期物語文学における琴―和漢比較の立場から」

 佐藤信一「『菅家文草』の「琴」―『琴操』「白駒」との影響関係を中心に」

 王維坤「中国出土の古代楽器と音楽文化」

 コーディネーター:原豊二

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