刊行物一覧（機関誌）

特集：会話／消息

発行：2002年3月30日

編集委員：立石和弘・三村友希

発行所：物語研究会

事務局：室城秀之

代表：佐藤信一

印刷所：カワダ企画

定価：1000円

【インタヴュー】

「写本へのフィールド・ワーク　室城秀之」（聞き手：立石和弘・三村友希）

【論文】

藤井貞和「会話、消息の、人称―体系―宇治の大い君「生存」伝承―」

光安誠司郎「柏木と夕霧の会話における〈情況〉〈期待〉〈表現〉〈推測〉―『源氏物語』若菜上巻垣間見後の二人の会話から―」

石阪晶子「「問い」の中の浮舟物語―「教え」をめぐる回路―」

三村友希「紫の上からの〈手紙〉―文字と言葉と身体と―」

【対論】

「物語・表象・記憶」　三田村雅子＋兵藤裕己　司会・立石和弘

【自由論文】

吉野誠「藤壺「妃の宮」の出産と生死をめぐって―物語における「史実」考―」

木村朗子「権力再生産システムとしての〈性〉の配置―『とりかへばや物語』から『夜の寝覚』へ―」

中村成里「『讃岐典侍日記』の「追慕の力」」

原豊二「近世道真伝の変貌と氷解―玉田永教著『菅家世系録』をめぐって―」

【物語時評】

井上眞弓「解釈の欲望・読者の欲望」

助川幸逸郎「《「帝国」の文学》としての『源氏物語』」

年間テーマ彙報

執筆者紹介

編集後記

英文目次