1997年度(平成9

年間テーマ「書物」

【4月例会】通算第215回(4月19日 日本大学)

[自由発表]

 河添房江「〈ゆかり〉の身体・異形の身体」

[合評会]三角洋一[著]『物語の変貌』

 評者:神野藤昭夫・西本寮子

[合評会]三角洋一[著]『源氏物語と天台浄土教』第四・五章

 評者:増尾伸一郎

【5月例会】通算第216回(5月17日 國學院大学)

[自由発表]

 山田和則「『竹取物語』の空間詩学」

[合評会]室城秀之[著]『うつほ物語の表現と論理』

 評者:大井田晴彦・三田村雅子

【6月例会】通算第217回(6月21日 清泉女子大学)

[自由発表]

 阿部好臣「宇多院の物語としての『大和物語』―百七十二段の分析からみた作品の位相をめぐって―」

[テーマ発表]

 神田龍身「漢文日記/口伝書/説話集」

【7月例会】通算第218回(7月19日 横浜市立大学)

[自由発表]

 今井久代「若菜巻の六条御息所の死霊出現について―藤壺との関わりから―」

 日向一雅「桐壺帝の皇統をめぐって」

【第26回大会】(8月18~20日 茨城県水戸市 ホテルステノ)

[シンポジウム]「書物」

 上原作和「幻の伝本を求めて―伝阿仏尼等筆『源氏物語』とその周辺」

 久富木原玲「皇太神宮儀式帳をめぐって」

 大洋和俊「枕草子・揺らぎの空間―書き物・境界・和歌」

[自由発表]

 立石和弘「『とりかへばや』の性自認と性的指向」

 小嶋菜温子「藤裏葉巻について」

 星山健「「竹河」巻論―新主人公誕生」

 三谷邦明「『源氏物物語』正篇の犯し―反復と差異あるいは表層主題群と光源氏堕落への道行」

【10月例会】通算第219回(10月18日 國學院大学)

[合評会]物語研究会[編]『源氏物語を〈読む〉 新物語研究4』

 評者:野村倫子・植田恭代・橋本ゆかり

[自由発表]

 原豊二「神霊の論理と須磨流謫―排除の構造はいかにして壊されたか―」

【11月例会】通算第220回(11月15日 清泉女子大学)

[自由発表]

 三村友希「女三の宮の恋―もう一人の紫の上の行く方―」

[テーマ発表]

 齋藤正志「描かれぬ絵が語られる時―〈書物〉として見た『うつほ物語』―」

【12月例会】通算第221回(12月20日 明治大学)

[自由発表]

 高木史人「話型の認識―昔話研究の実践から―」

[テーマ発表]

 三田村雅子「『源氏物語絵巻』の神話学」

【1月例会】通算第222回(1月24日 白百合女子大学)

[自由発表]

 菊池祥子「紫の上の死と再生の試練―継子いじめ譚の視座―」

[テーマ発表]

 土田育子「書物としての日記」

[合評会]斎藤英喜[著]『アマテラスの深みへ―古代神話を読み直す』

 評者:小嶋菜温子・山口敦史

【3月例会】通算第223回(3月28日 日本大学)

[自由発表]

 下鳥朝代「「思はぬ方にとまりする少将」をめぐって―姉妹物語と二人妻の物語」

[テーマ発表]

 阿部好臣「書物―物語との相克―源氏物語を巡って」

[合評会]石原昭平[著]『平安日記文学の研究』

 評者:平野美樹・深澤徹

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