刊行物一覧(機関誌)
物語研究 第3号
物語研究 第3号
特集:母
発行:2003年3月31日
編集委員:小嶋菜温子・木村朗子・園山千里・内藤まりこ
発行所:物語研究会
事務局:藤井貞和
代表:佐藤信一
印刷所:株式会社ユリクリエイト
定価:1000円
【テーマ論文】
服藤早苗「九世紀の天皇と国母―女帝から国母へ」
圷美奈子「五月五日の定子後宮―まだ見ぬ御子の予祝―」
中村成里「源氏物語論―藤壺という「母」の肖像―」
三谷邦明「源氏物語若菜上巻冒頭場面の父と子―朱雀と女三宮あるいは皇女零落譚という強迫観念とその行方―」
池田節子「『源氏物語』の母覚書―「母」の呼称―」
井上眞弓「『狭衣物語』嵯峨帝(院)のまなざしと耳―父の娘管理に触れて―」
スエナガ・エウニセ「「慰め」としての子供―狭衣物語にみる〈父と子〉」
高木信「語り物と〈母の悲劇〉―ダブル・スタンダードを生きる母たち、その素描」
【自由論文】
近藤ひなこ「横浜本『源氏小鏡』翻刻断章―桐壺~明石―」
鈴木温子「『うつほ物語』の居所考―「~かく」という表現をめぐって―」
【ミニシンポジウム】「歴史と文学(明治以前)」
クリスティーナ・ラフィン「『十六夜日記』の位置付けと解釈の可能性」
迫村知子「絵/もじ―『扇の草子』をめぐる一考察」
立石和弘「「外部」の組成―帰還者・性的幻想・鏡像―」
【ミニシンポジウム印象記】
吉井美弥子「育ってきた環境が違うから?―ラフィンさんの報告で思ったこと」
高木信「シンポジウム「歴史と文学(明治以前)」観戦記」
池田節子「ミニシンポジウム「歴史と文学(明治以前)」に参加して」
井上眞弓「「読者」スタンスの研究批評は物研にとって自明のことか、もしくは「自明のこと」からの解放について」
年間テーマ彙報
執筆者紹介・編集者紹介
編集後記
原稿募集規定・査読規定
英文目次