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物語研究 第二集―特集・視線
物語研究 第二集―特集・視線
発行:1988年8月25日
編者:物語研究会
発行所:新時代社
定価:4200円
序
〈特集〉視線
千野香織「日本の絵を読む―単一固定視点をめぐって」
葛綿正一「源氏物語における視線の問題―昼寝をめぐって」
辻和良「〈おもての論理〉―夕霧の世界」
三田村雅子「寝覚物語の〈我〉―思いやりの視線について」
三谷邦明「物語文学の〈視線〉―見ることの禁忌あるいは〈語り〉の饗宴」
河添房江「源氏物語の暁―正篇の世界から」
原岡文子「『源氏物語』の「桜」考」
野村倫子「「侍従」考―平安末期物語および鎌倉時代の物語にみられる脇役女房物語史」
〔コラム〕
高橋亨「視線・まなざし・まみ」
室城秀之「『うつほ物語』における複本文化現象について―あるいは、「絵解」論序説」
東原伸明「源氏物語と〈明石〉の力―外部・龍宮・六条院」
神尾暢子「大鏡歴史の叙述方法―藤氏史観の実践構成」
大久保弦「漂流する〈声〉―紫式部の身とことば」
書評
網谷厚子「祭祀としての物語―藤井貞和著『物語の結婚』について」
土方洋一「兵藤裕己著『語り物序説―「平家」語りの発生と表現―』」
糸井通浩「神尾暢子著『王朝国語の表現映像』『王朝語彙の表現機構』」
英文要旨
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