刊行物一覧(単行本)
源氏物語を〈読む〉 新物語研究4
源氏物語を〈読む〉 新物語研究4
発行:1996年11月30日
編者:物語研究会
編集委員:三谷邦明・室城秀之・吉井美弥子
発行所:若草書房
定価:6500円
〈座談会〉源氏物語研究の展望
室城秀之(司会)
安藤徹・上原作和・大井田晴彦・越野優子・安田真一
〈論文〉
特集1「源氏物語の研究史と今後の展望」
松井健児「第一部 王権・性差・身体」
土方洋一「第二部 多層化と流動化」
原岡文子「第三部 相対化の時空をめぐる語り・表現、そしてフェミニズム・身体への視座」
特集2「源氏物語を〈読む〉」
木村朗子「『源氏物語』における〈書く〉こと」
佐藤美弥子「『源氏物語』のたくらみ、知の楽しみ―「帚木」巻の引歌と「本歌取り」―」
小林正明「『源氏物語』王権聖樹解体論―樹下美人からリゾームへ―」
星山健「「竹河」巻論序説―語り手「悪御達」による物語取りとその意図―」
松岡智之「幻巻の光源氏と蜻蛉巻の薫―作中人物と「仏」―」
年間テーマ「性(セックス)」
大洋和俊「枕草子の性と文化」
小嶋菜温子「『源氏物語』の産養―〈家〉と〈血〉の幻影―」
齊藤昭子「中の君物語の〈ふり〉―宇治十帖の〈性〉―」
あとがき
英文要旨