2023年度(令和5)
年間テーマ:インターセクショナリティ(交差性)
【4月例会】通算第444回(4月15日 日本大学/オンライン)
[自由発表]
橋本ゆかり「『枕草子』雪山の章段と『源氏物語』朝顔巻――雪山作りをめぐる回想の語りと鎮魂(レクイエム)」
[テーマ発表]
深澤徹「「真衣」、その裸形(むきだし)の〈顔〉――ベンヤミンにいう「神話的暴力」に抗する「神的暴力」の可能性、もしくはランシエールによる「自由間接話法」のパフォーマティブ――」
【5月例会】通算第445回(5月27日 オンライン)
[自由発表]
張培華「『源氏物語』「夕顔」意象考」
[テーマ発表]
石垣佳奈子「『枕草子』における〈下衆〉〈えせ者〉――〈女房〉の述作という枠組みとの力関係――」
【6月例会】通算第446回(6月17日 オンライン)
[自由発表]
兵藤裕己「物語・語り物とテクスト――盲僧の物語伝承と神事――」
[テーマ発表]
内田裕太「〈旅人〉であること――川端康成「伊豆の踊子」の〈交差性〉」
【7月例会】通算第447回(7月15日 オンライン)
[自由発表]
斉藤昭子「玉鬘系物語におけるメタ物語性―求婚譚の力学と男同士のつながりの臨界―」
[テーマ発表]
西原志保「『恋せぬふたり』における仕事/ジェンダー/セクシュアリティ」
【第51回大会】(8月21~23日 ふれあい貸し会議室・上野NO.60/オンライン)
[シンポジウム]「インターセクショナルな語り/語りのインターセクショナリティ」
石原真衣「自己たりえない「私」」
康潤伊「在日朝鮮人女性の/と文学 ――民族・生殖・帰化――」 ※中止
髙畑早希「民話を聞き書くことと〈交差性〉――宮城と山形の事例を中心に」
司会:内田裕太
[自由発表]
武藤那賀子「「在明の別れ」に始まり「暮れの別れ」に終わる物語――『有明の別』の冒頭と結末」
越野優子「創作作品の続編が生みだすものとは何か――『雲隠六帖』の惟秀という人物の考察を中心として」
東原伸明「一九八〇年代「思考」の足搔き=高橋亨「作品テクスト」の内実――もしくは「作品」と「テクスト」概念の折り合い」
【9月例会】通算第448回(9月16日 お茶の水女子大学/オンライン)
[自由発表]
藤井貞和「源氏物語の空間、時間――六条院と二条院」
[テーマ発表]
上原作和「思想史としての「つきのわ」 清少納言伝における〈地名〉の交差性」
【11月例会】通算第449回(11月18日 学習院大学/オンライン)
[テーマ発表]
張培華「『源氏物語』に見る美的容貌の交差性」
[テーマ発表]
『物語研究』第23号合評会①
評者:井野葉子 高木信 ダリン・テネフ 武藤那賀子
【12月例会】通算第450回(12月16日 東京学芸大学 /オンライン)
[自由発表]
深澤徹「忌まわしき〈嵯峨〉のトポス・拾遺―六条院における、式部卿、朱雀院、光源氏三者の「算賀」の位置づけをめぐって―」
[合評会]
富澤萌未[著]『うつほ物語―子ども流離譚』(翰林書房 2021年)
評者:正道寺康子
[合評会]
『物語研究』第23号合評会②
評者:西野入篤男
【1月例会】通算第451回(1月27日 オンライン)
[自由発表]
大貫正皓「『一条摂政御集』「とよかげ」の部の読者と増益」
[合評会]
『物語研究』第23号合評会③
評者:上原作和・内田裕太・越野優子・高木信・福里将平・松岡智之
【3月例会】通算第452回(3月24日 オンライン)
[ミニ・シンポジウム]「漢詩文を典拠とした翻案――『史記』から現代まで――」
布村浩一「〈成長〉する漢故事――句題詩の本文の描写を例として」
笹生美貴子「漢訳された物語・和歌の特徴――言語構造・漢籍引用部分の翻訳方法を端緒として――」
村松弘一「「徐福伝説」の来た道」
コーディネーター:武藤那賀子
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