2015年度(平成27)
年間テーマ「規範化」
【4月例会】通算第376回(4月18日 日本大学)
[自由発表]
深澤徹「平成版「横書(がくもん)ノスゝメ」―『愚管抄』にみる「カタカナ表記」のパフォーマティヴ」
[テーマ発表]
西野入篤男「「―化」からの物語学―「規範化」「イデオロギー化」「内面化」「主体化=服従化」―」
【5月例会】通算第377回(5月16日 学習院大学)
[自由発表]
武藤那賀子・富澤萌未・竹田由花子「学習院本「藤袴」巻:鎌倉写本(榊原本僚帖)における巻末独自異文」
[テーマ発表]
池田大輔「人物呼称と読者―『源氏物語』伺候者体系論序―」
【6月例会】通算第378回(4月18日 日本大学)
[自由発表]
神田龍身「若年寄柏木=エクリチュールの人」
[テーマ発表]
蕗谷雄輝「『源氏物語』における「ことつく」の機能と意味について」
【7月例会】通算第379回(7月18日 神奈川大学)
[自由発表]
毛利香奈子「『いはでしのぶ』似ること・見ることの相関関係―二位中将物語を中心に」
[テーマ発表]
三田村雅子「枕草子の「規範」学」
【第44回大会】(8月17日~19日 ホテルあかね)
[シンポジウム]「規範化と亡霊たち」
本橋裕美「井上内親王の怨霊化―『水鏡』を中心に―」
津田博幸「「亡霊」が宿る場所」
高木信「〈亡霊〉に呼びかけられる、あるいは規範化される/規範化から逃走する死者たち」
越智博美「奇妙な果実」―WilliamFaulknerの“ShallNotPerish”につきまとうもの」
司会:西野入篤男
[テーマ発表]
藤井貞和「基本構造論(年間テーマ〈規範化〉に寄せて」
[自由発表]
東原伸明「村上春樹『1Q84』は、「どのように」叙述されているのか
―日本語で読むことの意味を端緒に、散文叙述性の検証―」
井川みなみ「『源氏物語』における記憶の機能―少女巻での朱雀院行幸―」
篭尾知佳「思うままの手紙―『源氏物語』の手紙の読み方―」
【9月例会】通算第380回(9月19日 お茶の水女子大学)
[自由発表]
スエナガ・エウニセ「桐壺更衣の母の発言
「くれまどふ心の闇も耐へがたき片端をだに晴るくばかりに」は歌ではないのか」
[テーマ発表]
水野雄太「「語ること」の規範と逸脱―薫と浮舟の内面と人称、文体をめぐって―」
【11月例会】通算第381回(11月21日 学習院大学)
[自由発表]
山田貴文「平安後期物語における『催馬楽』」
[テーマ発表]
松岡智之「「規範」を語りかけられる女君たち―虫めづる姫君・かぐや姫を中心に―」
【12月例会】通算第382回(12月19日 相模女子大学)
[合評会]『物語研究』第15号
評者:津田博幸・高木信・長谷川政春・伊藤禎子・鈴木貴子・阿部好臣
[合評会]松山典正[著]『『源氏物語』アイロニー詩学 玉鬘十帖の語り』
評者:西野入篤男・笹生美貴子
【1月例会】通算第383回(1月23日 立正大学)
[自由発表]
橋本ゆかり「光源氏の「君に袖振る」青海波」
[合評会]堀江マサ子[著]『源氏物語の―「今」時間と衣食住の視点から』
評者:原岡文子・吉井美弥子
【3月例会】通算第384回(3月19日 日本大学)
[ミニシンポジウム]「〈厄災と物語〉」
木村朗子「東日本大震災と日本文学」
中西恭子「橋をかける災厄と危機の時代、宗教学、近代日本語詩歌」
小坂俊介「ミニシンポジウム「災厄と物語」に寄せて、西洋古代史研究者の立場から」
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