2011年度(平成23)
年間テーマ「虚×実」
【4月例会】通算第340回(4月16日 日本大学)
[自由発表]
阿部好臣「宇治十帖の仏教―芹摘み説話と常不軽―」
[テーマ発表]
木村朗子「「出来事」の語り手と行為体」
【5月例会】通算第341回(5月21日 学習院大学)
[自由発表]
富澤萌未「『うつほ物語』「楼の上」巻におけるいぬ宮」
[テーマ発表]
高木信「ジャンルの交差点を横切る〈亡霊〉」
【6月例会】通算第342回(6月18日 立教大学)
[テーマ発表]
伊勢光「光源氏の欲望構造と玉鬘―虚実入り乱れる六条院」
[合評会]畑中恵里子[著]『王朝継子物語と力―落窪物語からの視座―』
評者:長谷川政春・西山登喜
【7月例会】通算第343回(7月16日 明治大学)
[シンポジウム]40周年記念シンポジウム
東原伸明「「童」性は男か女か?初期散文叙述の特性検証―『土佐日記』から『源氏物語』叙述への補助線―」
千野裕子「物語における物語―『狭衣物語』から―」
高木信「インターテクスチュアリティのなかの〈重衡物語〉、あるいはは混線する対話」
【第40回大会】(8月18日~20日 京都府京都市 京の宿洛兆)
[ミニシンポジウム]
「ジャンルの特性「神話」・「物語」・「昔話」―天人女房譚(=異類婚姻譚)を手がかりとして―」
コメンテーター:西本香子・今井俊哉
ローレン・ウォーラー「神話テキストにおける天人女房譚―天女・呪力・権威の関係を考える―」
伊藤禎子「物語と「求婚譚」」伊藤禎子
野村典彦「民話の実践と昔話研究との婚姻―あえて消滅したジャンルとして昔話をとらえてみる―」
司会:東原伸明
[テーマ発表]
高橋麻織「『源氏物語』の「虚×実」―「帝の御妻をも過つたぐひ」―」
深澤徹「語りの信憑を、いかに捏造するか―水村美苗著『本格小説』を題材にして」
[自由発表]
大橋正行「『苔の衣』に於ける春巻~秋巻と冬巻の断絶について
―『法華経』引用、『住吉物語』引用を手がかりに―」
武藤那賀子「『うつほ物語』における手紙―可視化される人物関係―」
【9月例会】通算第344回(9月17日 学習院大学)
[自由発表]
久富木原玲「「薬子の変(乱)」の波紋としての「歴史語り」・文学・伝承
―第二次世界大戦時から中世・古代へと遡る―」
[テーマ発表]
本橋裕美「『源氏物語』六条御息所母娘における〈虚×実〉」
【10月例会】通算第345回(10月15日 青山学院大学)
[自由発表]
麻生裕貴「紫の上との対比に見る玉鬘の呼称―特殊な語り手による女君の造形―」
[テーマ発表]
塩見優「『源氏物語』における紫上の偽死―生死の〈虚×実〉」
【12月例会】通算第346回(12月17日 日本大学)
[合評会]『物語研究』第11号
評者:勝亦志織・高木信・西野入篤男・本橋裕美
[合評会]井野葉子[著]『源氏物語 宇治の言の葉』
評者:吉野瑞恵・原岡文子
【1月例会】通算第347回(1月28日 上智大学)
[自由発表]
関根賢司「〈童子女松原〉考」
[合評会]伊藤禎子『『うつほ物語』と転倒させる快楽』
評者:正道寺康子・池田大輔
【3月例会】通算第348回(3月17日 日本大学)
[自由発表]
杉浦和子「源氏物語における「心の鬼」と「鬼・鬼神」」
今井俊哉「土佐日記の和歌」
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