2006年度(平成18)
年間テーマ「記憶」
【4月例会】通算第296回(4月15日 日本大学)
[自由発表]
斉藤昭子「六条院世界・「恋」の装置とその機能―地としてのホモ・ソーシャリティ―」
[テーマ発表]
三田村雅子「〈隔て〉と〈想起〉」
【5月例会】通算第297回(5月20日 白百合大学)
[自由発表]
笹生美貴子「『源氏物語』の翻訳による世界観の相違について―中国語訳〈豊子愷〉を中心に」
[テーマ発表]
湯淺幸代「王権の空間認識と『源氏物語』の宇治十帖」
【6月例会】通算第298回(6月17日 立教大学)
[テーマ発表]
中丸貴史「記憶の現在―書くことをめぐって―」
[自由発表]
三谷邦明「源氏物語浮舟巻における紋中紋の技法―イロニーと紋中紋あるいは話系の脱構築」
【7月例会】通算第299回(7月22日 横浜市立大学)
[自由発表]
西野入篤男「玉鬘の流離と『白氏文集』「傳戎人」」
[テーマ発表]
舘入靖枝「魂の記憶―桐壺更衣から紫上へ―」
【第35回大会】(8月21日~23日 龍谷大学)
[シンポジウム]
河添房江「「源氏物語絵巻」と物語の《記憶》をめぐる断章」
佐々木孝浩「大島本源氏物語伝説からの飛翔」
深澤徹「読者としての『愚管抄』と、『愚管抄』の読者と」
藤實久美子「軍書と正史「本朝通鑑」―十七世紀の書籍史料空間―」
司会:勝亦志織・三村友希
コメンテーター:上原作和
[自由発表]
小嶋菜温子「『源氏物語』の家と女性・二題」
浅尾広良「光源氏の元服―「十二歳」元服を基点とした物語の視界」
西野厚志「灰を寄せ集める―山田孝雄と谷崎潤一郎訳「源氏物語」―」
松岡智之「『源氏物語』の文章の形成―くり返される言葉を追って―」
【9月例会】通算第300回(9月16日 フェリス女学院大学)
[ミニシンポジウム]「唐物と楽器―七弦琴を軸にして、その実演を聴く―」
岡部明日香「古代の日本・中国における琴の受容―理念として、楽器として、文学として―」
皆川雅樹「「唐物」とは何か?―日本古代史研究の立場から―」
司会:原豊二
琴演奏プラス解説:伏見无家
【11月例会】通算第301回(11月18日 青山学院大学)
[自由発表]
野谷健「『源氏物語』における〈狩り〉の記事をめぐって―「いろごのみ論」再考―」
西本香子「響き合う『うつほ物語』と『源氏物語』―兼明親王をめぐって―」
【12月例会】通算第302回(12月16日 学習院大学)
[自由発表]
西山登喜「『うつほ物語』統治者たちの〈笑ひ〉―朱雀院の笑いを中心に―」
高橋麻織「この家にさる筋の人出でものしたまはでやむやうあらじ
―『源氏物語』における左大臣家と后位―」
【1月例会】通算第303回(1月27日 清泉女子大学)
[合評会]『物語研究』第6号
評者:木村朗子・吉田司雄・八島由香・橋本ゆかり・中村成里・勝亦志織・塩見優
【3月例会】通算第304回(3月17日 明治大学)
[自由発表]
鈴木貴子「『とりかへばや物語』における女主人公の〈涙〉と身体―『源氏物語』との比較から―」
[合評会]原豊二[著]『源氏物語と王朝文化誌史』
評者:助川幸逸郎・高木信
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