2005年度(平成17)
年間テーマ「記憶」
【4月例会】通算第287回(4月16日 白百合女子大学)
[自由発表]
吉村晶子「平安貴族社会における仏具、荘厳具の重層的意義―『栄花物語』正編を中心として―」
[合評会]浅尾広良[著]『源氏物語の准拠と系譜』
評者:湯淺幸代・西本香子
【5月例会】通算第288回(5月21日 日本大学)
[テーマ発表]
三田村雅子「想起による「日記」―和泉式部続集日次歌群の方法―」
[合評会]石阪晶子[著]『源氏物語における思惟と身体』
評者:井野葉子・吉野瑞恵
【6月例会】通算第289回(6月18日 横浜市立大学)
[自由発表]
西山登喜「『うつほ物語』に於ける宮の君誕生と女一の宮の母性―いぬ宮誕生場面と比較して―」
[テーマ発表]
高木信「顕れる怨霊/消えゆく亡霊―中世語り物的世界の窓から―」
【7月例会】通算第290回(7月16日 立正大学)
[自由発表]
三村友希「女三の宮の〈幼さ〉―小柄な女の幼稚性―」
[テーマ発表]
高橋汐子「源氏物語における「うらやまし」考―過去への回帰―」
【第34回大会】(8月23~25日 静岡市産学交流センター)
[シンポジウム]「記憶」
ダリン・テネフ「記憶の措定をめぐって」
前田雅之「「記憶」・「古典」・「公共圏」」
大胡太郎「記憶/物語身体/反物語」
司会:高木信・三村友希
コメンテーター:松井健児・内藤まりこ
[テーマ発表]
阿部好臣「記憶の中の光源氏―源氏物語「竹河」を読む」
[自由発表]
三谷邦明「源氏物語絵巻二題―絵巻(関屋巻)と詞書(御法巻)を読む―」
藤井貞和「無量寿仏のメランコリ―『源氏物語』と阿闍世王コンプレックス〈続片〉―」
【9月例会】通算第291回(9月17日 学習院大学)
[テーマ発表]
助川幸逸郎「『恋路ゆかしき大将』における〈表象されざる過去〉―『いはでしのぶ』と対比させながら―」
[合評会]『物語研究』第5号
評者:鈴木裕子・吉井美弥子・鈴木泰恵
【11月例会】通算第292回(11月19日 立教大学)
[自由発表]
近藤さやか「『伊勢物語』と『古今和歌集』―実名表記章段について―」
[テーマ発表]
井上眞弓「「記憶」の物語としての『狭衣物語』と平安文学」
【12月例会】通算第293回(12月17日 フェリス女学院大学)
[自由発表]
塩見優「源氏物語論―死者をみつめる」
[テーマ発表]
内藤まりこ「中世歌論における過去の時間―記憶と言語との〈間〉をめぐって―」
【1月例会】通算第294回(1月28日 清泉女子大学)
[自由発表]
北川真理「『源氏物語』の文末表現「なりけり」についての考察」
[合評会]井上眞弓[著]『狭衣物語の語りと引用』
評者:助川幸逸郎・下鳥朝代・鈴木泰恵
【3月例会】通算第295回(3月18日 明治大学)
[ミニシンポジウム]「異本を読むこと(その課題と可能性)―枕草子における異本問題を起点として」
津島知明「異本枕草子をめぐる偽善と独善」
沼尻利通「源氏物語古注釈書所引枕草子本文の諸問題」
伊藤善隆「近世の「異本」をめぐる諸問題」
司会:小森潔
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