2003年度(平成15)
年間テーマ「父」
【4月例会】通算第269回(4月19日 東京大学)
[自由発表]
関根賢司「伊勢物語論への試み」
[テーマ発表]
中村成里「父と母が子を「抱く」とき―光源氏と紫の上のしぐさから―」
【5月例会】通算第270回(5月17日 日本大学)
[自由発表]
三谷邦明「非カノン化された源氏物語―「一部の大事」をめぐる言説あるいは源氏物語の〈叛く力〉―」
[テーマ発表]
中丸貴史「頼長と忠実―その言説―」
【6月例会】通算第271回(6月21日 学習院大学)
[テーマ発表]
阿部好臣「『源氏物語』末摘花の影―父・常陸の宮と惟喬親王―」
鈴木温子「立坊争いの中の朱雀院父子―『うつほ物語』国譲下巻「親とあらむ人」小考―」
【7月例会】通算第272回(7月19日 横浜市立大学)
[自由発表]
松田行子「散佚物語「岩垣沼の中将」物語をめぐって」
陶山裕有子「流浪する女―『今鏡』の語り手の設定―」
【第32回大会】(8月21~24日)(公開講演会:高知市文化プラザかるぽーと)
(シンポジウム・研究発表会:高知女子大学)
[公開講演会]「土佐日記と源氏物語の講演会」
長谷川政春「『土佐日記』の放射するもの―「紀貫之」の解体化―」
神野藤昭夫「『源氏物語』と〈紀〉―紫式部の想像力を育んだもの―」
三田村雅子「源氏物語を吹く風」
[シンポジウム]「父」
原豊二「父子像と母子像、そして桐壺帝を模倣する光源氏」
湯淺幸代「朱雀院の〈遺言〉―『源氏物語』若菜巻の始発をめぐって―」
安藤徹「「子を知る」父も「人の親」―『源氏物語』における〈父〉としての内大臣―」
[自由発表]
橋本ゆかり「『源氏物語』における遅延する・される・させるまなざしの交錯について」
【9月例会】通算第273回(9月20日 立教大学)
[自由発表]
越野優子「国冬本源氏物語を読む―柏木巻と柏木物語を中心に」
永井崇大「落葉の宮のゆかりの女性としての位置づけ」
【11月例会】通算第274回(11月15日 青山学院大学)
[自由発表]
奥真希子「「宇治十帖」における七夕伝説」
[合評会]宗雪修三[著]『源氏物語歌織物』
評者:松岡智之・助川幸逸郎
【12月例会】通算第275回(12月20日 フェリス女学院大学)
[自由発表]
川勝麻里「舟橋聖一の『源氏物語』現代語訳―〈不敬〉と〈好色〉への抵抗」
[テーマ発表]
三田村雅子「「とはずがたり」の〈父〉と〈母〉」
【1月例会】通算第276回(1月24日 清泉女子大学)
[自由発表]
伊藤禎子「『うつほ物語』の楼閣から見えてくるもの」
[合評会]『物語研究』第3号
評者:外山敦子・小森潔・八島由香
【3月例会】通算第277回(3月27日 日本大学)
[ミニシンポジウム]「翻訳と人称」
上原作和「指示語と人称を通してみた古代日本語の統語法」
津島知明「「主客が交錯する」ということ―『枕草子』と「人称」の問題―」
藤井貞和「文学言語の人称的関係」
司会:立石和弘
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