2002年度(平成14)
年間テーマ「母」
【4月例会】通算第260回(4月20日 白百合女子大学)
[自由発表]
伊藤禎子「『うつほ物語』空間の組織図」
[テーマ発表]
木村朗子「栄花物語における母の問題機制」
【5月例会】通算261回(5月18日 日本大学)
[自由発表]
勝亦志織「『いはでしのぶ物語』―一品宮の人物造型をめぐる一考察―」
[テーマ発表]
中村成里「皇位に関わる「父」「母」「子」の相関図―『源氏物語』・桐壺巻を始発として―」
【6月例会】通算第262回(6月15日 日本大学)
[自由発表]
米田真木子「『源氏物語』の〈結婚〉―「後見」という視座から―」
[テーマ発表]
佐藤信一「道真と是善―巻一・巻二を中心に―」
【7月例会】通算第263回(7月13日 横浜市立大学)
[自由発表]
竹原邦子「『在明の別』の奇瑞再考―物語史の主題へ―」
[テーマ発表]
東原伸明「「野分」巻の〈語り〉とテクストの連関―ゆかり/形代としての「見る」人夕霧―」
【第31回大会】(8月22~24日 白百合女子大学セミナーハウス)
[自由発表]
鈴木温子「残らない「廊」・残る「下の屋」の意味するもの
―『源氏物語』蓬生巻における末摘花と邸宅―」
阿部好臣「「すさまじきもの」の深淵―朝顔巻の意味するもの―」
[シンポジウム]「母」
立石和弘「母という問題機制―物語表象からの視座―」
三谷邦明「光源氏という〈情念〉の始発―序章・源氏物語における〈父〉と〈母〉―」
高木信「〈母なるもの〉の中世?」
生方智子「〈変態〉する母とクィアー・ストーリーズ―萩尾望都『イグアナの娘』と吉本ばなな―」
【9月例会】通算第264回(9月28日 立教大学)
[テーマ発表]
助川幸逸郎「平安後期物語における〈父〉―その逆説的影響力をめぐって―」
[合評会]池田節子[著]『源氏物語表現論』
評者:松岡智之・宗雪修三
【11月例会】通算第265回(11月16日 青山学院大学)
[ミニシンポジウム]「歴史と文学(明治以前)」
スエナガ・エウニセ「「慰め」としての子供―狭衣物語にみる〈親子〉―」
クリスティーナ・ラフィン「阿仏尼の位置付け―『十六夜日記』を通した社会文学的なアプローチ」
迫村知子「絵/もじ―『扇の草子』をめぐる一考察―」
立石和弘「歴史叙述と物語表象の政治学」
司会:木村朗子
【12月例会】通算第266回(12月21日 フェリス女学院大学)
[自由発表]
石阪晶子「紫式部日記における「群れ」へのまなざし」
[合評会]今井久代[著]『源氏物語構造論―作中人物の動態をめぐって』
評者:吉野誠・橋本ゆかり
【1月例会】通算第267回(1月25日 清泉女子大学)
[自由発表]
藤久真菜「つたえる、つたわる音と声―発する/耳にする実践から考える―」
[合評会]渡辺泰宏[著]『伊勢物語成立論』
評者:上原作和・宮谷聡美
【3月例会】通算第268回(3月15日 駒澤大学)
[自由発表]
井野葉子「紫式部集および源氏物語における篁物語引用の可能性を探る」
[合評会]『物語研究』第2号
評者:神田龍身・馬場淳子
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