1998年度(平成10)
年間テーマ「物語学の限界」
【4月例会】通算第224回(4月18日 日本大学)
[自由発表]
井上眞弓「狭衣の自画像を探る―ドキュメンテーションの視座から―」
[合評会]増尾伸一郎[著]『万葉歌人と中国思想』
評者:松岡智之・太田善之
【5月例会】通算第225回(5月16日 明治大学)
[自由発表]
三谷邦明「呪われた実存―帚木・空蝉巻における光源氏、あるいは企図しない/する時間―」
[テーマ発表]
増尾伸一郎「『地神経』と〈五郎王子譚〉の伝播」
【6月例会】通算第226回(6月20日 清泉女子大学)
[テーマ発表]
助川幸逸郎「〈救済〉は誰のために―浮舟物語をめぐって」
[合評会]長谷川政春[著]『物語史の風景―伊勢物語・源氏物語とその展開』
評者:井上眞弓・三村友希
【7月例会】通算第227回(7月18日 横浜市立大学)
[自由発表]
齋藤正志「「如是我聞」を結ぶべき辞(ことば)―「き」あるいは「り」―」
[テーマ発表]
津島知明「〈物語〉への誘惑―枕草子「日記的章段」を読むということ」
【第27回大会】(8月17~19日 長野県南安曇郡白馬村みそら野 ペンション・ブラウニー)
[自由発表]
原豊二「「夜見の嶋」をめぐって―『源氏物語』の古代にむけて」
徳江純子「浮舟の言説空間への試み」
三谷邦明「物語言説の成立―パスティーシュあるいは竹取物語の冒頭場面を読む」
[シンポジウム]「物語学の限界」
松岡智之「文学史叙述の方法」
立石和弘「消費される色好み」
久保田孝夫「山城国「山崎」の文学史」
司会:斉藤昭子
ディスカッサント:安藤徹
【9月例会】通算第228回(9月19日 國學院大学)
[テーマ発表]
上原作和「絶望の言説―限界の竹取学、文献学と物語世界の臨界線―」
[合評会]久富木原玲[著]『源氏物語歌と呪性』
評者:渡部泰明・井野葉子
【11月例会】通算第229回(11月21日 日本大学)
[自由発表]
神田龍身「『土佐日記』仮名表記文学論」
[テーマ発表]
河添房江「ジェンダー美術論の功罪」
[合評会]小森潔[著]『枕草子 逸脱のまなざし』
評者:津島知明・原岡文子
【12月例会】通算第230回(12月19日 明治大学)
[テーマ発表]
安藤徹「光源氏の語りかた―物語(学)の臨界を探るために―」
[合評会]葛綿正一[著]『源氏物語のテマティスム』
評者:宗雪修三・助川幸逸郎
【1月例会】通算第231回(1月30日 白百合女子大学)
[テーマ発表]
斉藤昭子「源氏物語における異性愛化の方法―正典化の一様相として―」
[合評会]神野藤昭夫[著]『散逸した物語世界と物語史』
評者:豊島秀範・下鳥朝代・安田真一
【3月例会】通算第232回(3月20日 日本大学)
[合評会]物語研究会編『書物と語り 新物語研究5』
評者:今井俊哉・原豊二・稲田路子
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