1995年度(平成7)
年間テーマ「〈性(セックス)〉」
【4月例会】通算第197回(4月15日 日本大学)
[研究発表]
佐藤敬子「北山聖の独鈷伝授―若紫巻の王権レガリアと伊勢物語」
[合評会]物語研究会[編]『物語―その転生と再生 新物語研究2』
評者:金子明雄・阿部好臣・齋藤正志
【5月例会】通算第198回(5月20日 清泉女子大学)
[研究発表]
越野優子「真名書と『源氏物語』」
佐藤美弥子「『源氏物語』「帚木の巻」をめぐって―比較文学的アプローチ」
[合評会]深澤徹[著]『中世神話の煉丹術大江匡房とその時代』
評者:野村倫子・佐藤信一
[合評会]物語研究会[編]『物語―その転生と再生 新物語研究2』
評者:大内清司
【6月例会】通算第199回(6月17日 早稲田大学)
[研究発表]
上原作和「ある紫式部伝―藤原香子という女の物語から―」
[合評会]岡部隆志[著]『異類という物語/日本霊異記から現代を読む』
評者:高木史人
[研究発表]
齋藤正志「うつほ物語における〈性〉と言説―理念としての〈好色〉と表現としての〈好色〉―」
【7月例会】通算第200回(7月15日 横浜市立大学)
[研究発表]
木村祐子「光源氏の宿世―高麗の相人の予言を起点として―」
大井田晴彦「一条北の方の周辺―忠こそ物語の位相―」
【第24回大会】(8月21~23日 長野県小諸市中棚温泉 中棚荘)
[シンポジウム]「〈性(セックス)〉」
安田真一「女の〈性〉を規定する―『とりかへばや』四の君をめぐる人―」
安藤徹「会話の政治学―『源氏物語』のエスノメソドロジ―・序説―」
阿部好臣「源氏物語・柏木に於ける〈性〉―解体と飛翔―」
[研究発表]
久保田孝夫「松浦宮物語と中世類書」
渡辺泰宏「伊勢物語作品論序説―その生成と性格に関する試論―」
西本寮子「異装と罪―『今とりかへばや』再考―」
[合評会]豊島秀範[著]『物語史研究』
評者:神野藤昭夫・上原作和・斎藤昭子
【10月例会】通算第201回(10月28日 早稲田大学)
[研究発表]
宗雪修三「源氏物語の主題と言説」
三谷邦明「篝火巻の言説分析」
[合評会]上原作和[著]『光源氏物語の思想史的変貌―〈琴〉のゆくへ』
評者:甘利忠彦・今井俊哉
【11月例会】通算第202回(11月28日 清泉女子大学)
[研究発表]
助川幸逸郎「大君の希薄な〈身体〉―物語文学における〈性愛〉はいかに論じられるべきか」
[合評会]三田村雅子[著]『枕草子 表現の論理』
評者:圷美奈子・小嶋菜温子・小森潔
【12月例会】通算第203回(12月28日 明治大学)
[研究発表]
西本香子「「須磨」「明石」浄罪の表現」
河添房江「『蜻蛉日記』の歌/衣/性」
[合評会]小嶋菜温子[著]『源氏物語批評』
評者:松岡智之・宗雪修三
【1月例会】通算第204回(1月20日 國學院大学)
[研究発表]
原岡文子「『源氏物語』の子ども・性・文化」
三田村雅子「とりかへばや物語の〈衣〉と〈身体〉―異装・妊娠・出産―」
【3月例会】通算第205回(3月18日 日本大学)
[研究発表]
光安誠司郎「薫・匂宮と中将そして浮舟」
栗原弘「高群逸枝の婚姻女性史像について」
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