1994年度(平成6)
年間テーマ「〈性差(ジェンダー)〉」
【4月例会】通算第188回(4月16日 清泉女子大学)
[研究発表]
阿部圭一「〈歌物語〉における『平中物語』の位相―主に『伊勢物語』との比較を通して―」
[合評会]物語研究会[編]『物語とメディア 新物語研究1』
評者:藤田真理・宗雪修三・高木信・安藤徹
【5月例会】通算第189回(5月21日 明治大学)
[研究発表]
松岡智之「古今和歌集から源氏物語へ―若紫巻、光源氏の北山行きと山桜―」
[合評会]『ものがたりけんきゅう』第1号
評者:大井田晴彦
【6月例会】通算第190回(6月18日 日本大学)
[研究発表]
久富木原玲「源氏物語における呪的なるもの―葵祭と六条御息所・源典侍をめぐって―」
三田村雅子「「雨夜の品定」の男/女―『窯変源氏物語』の空白の埋め方について―」
【7月例会】通算第191回(7月16日 横浜市立大学)
[研究発表]
今井久代「恋に死ぬ男柏木の存在感覚」
甘利忠彦「「釵(かんざし)」の行く方―源氏物語論のために(序)―」
[合評会]ノーマ・フィールド[著]『天皇の逝く国で』
評者:三谷邦明・足立繭子
【第23回大会】(8月8~10日 愛知厚生年金会館)物語研究会・古代文学研究会合同大会
[シンポジウム]「〈性差(ジェンダー)〉」
小森潔「枕草子の男/女」
小嶋菜温子「『有明の別れ』のジェンダー/セクシャリティー」
高木信「〈語る主体〉のジェンダー・システム
―女の軍記物語/女としての軍記物語/意味産出の〈場〉としての軍記物語―」
磯村清隆「『紫式部日記』の言説―〈自己〉を語ることへの違和感―」
[研究発表]
斎藤英喜「平安内裏のアマテラス」
前原奈生子「薫にとって宇治の姉妹と関わる意味―母女三宮との関係を手がかりに―」
圷美奈子「「葛城の神」の言説史―『枕草子』を基軸として―」
田口尚幸「伊勢物語の相補的解釈―一章段内の部分単位での考察―」
【10月例会】通算第192回(10月15日 清泉女子大学)
[研究発表]
河添房江「アンドロギュヌスとしての光源氏―物語史の中の〈同性愛〉―」
吉野瑞恵「煙・闇・炎―源氏物語の罪の行方―」
【11月例会】通算第193回(11月26日 学習院大学)
[研究発表]
三谷邦明「「けり」と虚構―藤井貞和『物語文学成立史』への細やかな抵抗、あるいは言説と人称の視点―」
千野香織「ジェンダー理論と日本美術史―中国/日本、公/私、男性性/女性性―」
【12月例会】通算第194回(12月17日 明治大学)
[研究発表]
池田節子「玉鬘十帖における光源氏像―内大臣との関わりから―」
小林正明「性差と主体を破壊するものⅡ―試論Ⅰをたたき台にしながら―」
【1月例会】通算第195回(1月21日 早稲田大学)
[研究発表]
藤井貞和「《女歌》は切り返す歌か―折口信夫への遠投・歌垣―」
松井健児「源氏物語の身体または生活世界―「若菜」論にむかって―」
【3月例会】通算第196回(3月18日 日本大学)
[研究発表]
三田村雅子「黒髪の源氏物語拾遺」
瓜本誠「源氏物語第二部における『落窪物語』との連関性」
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