1992年度(平成4)
年間テーマ「言説(ディスコース)」
【4月例会】通算第170回(4月18日 日本大学)
[研究発表]
古内宏樹「瀬に浮く御魂―藤壺鎮魂譜―」
齋藤正志「〈変化〉を語る人―表現の構成と意義・うつほ物語形象論序説―」
【5月例会】通算第171回(5月23日 早稲田大学)
[研究発表]
阿部好臣「「掃墨物語」の構造をめぐって―歌徳譚を超えて―」
三谷邦明「言語分析の可能性―明石巻の一場面あるいは語り手と話法―」
【6月例会】通算第172回(6月20日 白百合女子大学)
[研究発表]
宇田雄次「紀貫之の虚構と現実」
藤井貞和「日本物語文学の時制―語りの身体と語る力、再び―」
【7月例会】通算第173回(7月18日 日本大学)
[研究発表]
小峯和明「吉備大臣入唐絵巻とその周辺」
小嶋菜温子「語りの身体/語られない身体―光源氏とエロス―」
【第21回大会】(8月24~26日 諏訪簡易保険保養センター)物語研究会・古代文学研究会合同大会
[シンポジウム]
宗雪修三「パロディのディスクール」
大洋和俊「枕草子の言説―語りの力と多発する言(こと)―」
[研究発表]
曽根誠一「「見る」ことへのこだわり―『竹取物語』試論―」
網谷厚子「変身譚考―浦嶋子伝・竹取物語・道成寺説話を中心として―」
吉海樹紀「あやかしのすすき―任氏の物語と招く袖の想像力、あるいは見立てによる新たなる意味の生成―」
東原伸明「源氏物語・色好みと王権論の再検討―研究の現在への異見」
【10月例会】通算第174回(10月24日 早稲田大学)
[研究発表]
高橋雄生「『蜻蛉日記』の擱筆―〈他者〉の発見、そして沈黙―」
原岡文子「『源氏物語』の「笑い」をめぐる言説(ディスコース)―「人笑へ」を中心に―」
【11月例会】通算第175回(11月21日 白百合女子大学)
[研究発表]
阿部好臣「源氏物語〈雪〉の構図―その場面と言説―」
橋本ゆかり「光源氏と紫の上の会話」
【12月例会】通算第176回(12月19日 明治大学)
[研究発表]
日向一雅「二河白道から韓国の死霊祭までをめぐって―迎講・浄土庭園・謡曲「舟橋」を媒介として―」
三田村雅子「桐壺巻の言説―目の語り・耳の語り―」
【1月例会】通算第177回(1月30日 日本大学)
[研究発表]
上原作和「前期物語の時制(テンス)・継続・完成相(アスペクト)
―〈語り〉の機構、文脈(コンテキスト)の統辞、
あるいは前期物語における言説分析(ディスコース)のための序章―」
原陽子「宇治の物語の夏―薫と浮舟を枠どる季節―」
【3月例会】通算第178回(3月20日 白百合女子大学)
[研究発表]
佐藤信一「菅原道真の眼差し―「天眼」を通して―」
長谷川政春「源氏物語における「沈黙」の言説あるいは「光」の言説」
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