1988年度(昭和63)
年間テーマ「犯」
【4月例会】通算第134回(4月16日 國學院大学)
[研究発表]
井野葉子「宇治十帖における竹取引用」
三谷邦明「犯しの言説―物語言説あるいは錯乱へのささやかな招待状―」
【5月例会】通算第135回(5月21日 聖心女子大学)
[研究発表]
兵藤裕己「物語の辺境―山人と修験、または蝦夷とクマソ―」
伊藤好英「能と物語と」
【6月例会】通算第136回(6月18日 早稲田大学)
[研究発表]
斎藤英喜「〈荒神〉としての天照大神」
吉井美弥子「蜻蛉巻試論―浮舟不在の浮舟物語―」
【7月例会】通算第137回(7月16日 國學院大学)
[研究発表]
佐藤信一「嵯峨朝表現史管見―二、三の語彙を通覧して―」
三田村雅子「まなざしについて―「見られる」こと「犯される」こと―」
[合評会]馬場光子[著]『今様のこころとことば―『梁塵秘抄』の世界』
評者:猪股ときわ
【第17回大会】(8月22~24日 三浦海岸ホテルあいば)
[研究発表]
室永優子「源氏物語論―人間関係の形象方法について―」
神尾暢子「王朝京師の空間規程―「京」と「みやこ」―」
石井正己「物語伝承の場―『枕草子』論のために―」
塩田公子「別本「八重葎」についての一考察」
加藤洋介「光源氏の〈政権〉獲得と「後見」―虚構論としての准拠論のために―」
河添房江「光源氏の王権と喩」
[シンポジウム]「犯」
阿部好臣「王権物語と〈犯〉―〈犯し〉の地平―語用例から」
小嶋菜温子「柏木の“犯し”明石物語との接点」
【10月例会】通算第138回(10月15日 日本大学)
[研究発表]
網谷厚子「竹取物語の難題物とシルクロード交易物」
大洋和俊「枕草子の表現史―犯されるモノから犯すモノへ、その両義的構造―」
【11月例会】通算第139回(11月19日 早稲田大学)
[研究発表]
今井俊哉「源氏物語の「よみて」たち―歌を「よむ」こと―」
室城秀之「「蔵開き」における翁と嫗の語り〈モノガタリによる物語の犯し〉
―『うつほ物語』における〈犯〉―」
【12月例会】通算第140回(12月17日 國學院大学)
[研究発表]
原陽子「浮舟物語の始発―東屋巻の方法―」
[合評会]『物語研究第二集―特集・視線』
評者:小林正明・植田恭代・佐藤信一
【1月例会】通算第141回(1月28日 日本大学)
[研究発表]
原岡文子「遊女・巫女・夕顔―夕顔の巻をめぐって―」
猪股ときわ「清明心と無心」
【3月例会】通算第142回(3月18日 國學院大学)
[研究発表]
今井久代「主観/客観・共感と孤―「和泉式部日記」私説―」
窪田智美「謡曲「紅葉狩」に於ける“戸隠”と“鬼女”」
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