1984年度(昭和59)
年間テーマ「語りの視点」
【4月例会】通算第96回(4月21日 早稲田大学)
[研究発表]
三谷邦明「年間テーマ〈視点〉について『物語文学の〈視点〉』
―多視点と遠近法あるいは近代的主体批判―」
[合評会]吉海直人[著]『源氏物語研究〔而立篇〕』
評者:神野藤昭夫・安藤亨子・藤井貞和
【5月例会】通算第97回(5月19日 東京学芸大学)
[研究発表]
久富木原玲「乞食者考―『袋草子』希代歌からの報告―」
[討論]
末沢明子・渡辺泰宏「年間テーマ『視点』 今井源衛論文をめぐって」
【6月例会】通算第98回(6月16日 早稲田大学)
[研究発表]
鈴木克昭「「御法」巻考―紫上の死の予感とその周辺―」
北川真理「源氏物語における「憂し」と「心憂し」―主体と語りの視点をめぐって―」
【7月例会】通算第99回(7月21日 早稲田大学)
[研究発表]
土方洋一「作品世界を見ること―語り手と視点の一体化について―」
[合評会]山口仲美[著]『平安文学の文体の研究』
評者:三田村雅子・神田龍身
【第13回大会】(8月26~28日 国民宿舎鳳来寺宿坊山荘)物語研究会・古代文学研究会合同大会
[シンポジウム]「視点」
日向一雅「帚木三帖の物語の視点―雨夜の品定の論理と光源氏の相対化―」
大久保「狭衣物語の〈視点〉」
阿部好臣「『はいずみ』の位相―視線を挺子に―」
司会:関根賢司
[研究発表]
松井健児「薫独詠歌の詠出背景」
神尾暢子「擬古物語の擬古演出―松浦宮物語を資料として―」
石井正己「口承物語論」
乾澄子「源氏物語の作中詠歌における“歌枕”をめぐって」
深澤徹「蜻蛉日記下巻の変様―夢の記述をめぐって―」
【10月例会】通算第100回(10月27日 跡見学園女子大学)
[研究発表]
伊藤好英「光源氏と藤壺」
鈴木日出男「玉鬘十帖をめぐって」
【11月例会】通算第101回(11月24日 早稲田大学)
[研究発表]
小林正明「対立と媒介の視点―蜻蛉・手習・夢浮橋のばあい―」
原岡文子「若紫巻をめぐって」
【12月例会】通算第102回(12月22日 牛込会館)
[研究発表]
室根淳子「「もののけ」の出現」
[合評会]長谷川政春[著]『紀貫之論』
評者:末沢明子・渡辺泰宏
【1月例会】通算第103回(1月19日 國學院大学)
[研究発表]
小嶋菜温子「竹取物語の主題論にむけて―始祖かぐや姫と公権力―」
小峯和明「今昔物語集の表題と物語」
【3月例会】通算第104回(3月16日 聖心女子大学)
[研究発表]
北川真理「夢浮橋巻の「愛執の罪」をめぐって」
三谷邦明「微視的視点論の可能性―物語言説論のための序章―」
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