全日本中学選手権競漕大会

投稿日: 2018/07/21 7:57:52

7月14日~16日

アスリートクルー4名が岐阜県海津市の長良川で開催された「全中」へ参加してきました。

1.全体振り返り

前日練習日から最終日まで、最高気温38度の猛暑がつづき、1日目の敗者復活戦と2日目の順位決定戦、決勝(いずれも午後)は行われず。

特に2日目は救急搬送が10名も出てしまう異常事態であった。

熱中症で10人搬送 中学生のボート大会 岐阜 海津

2018年7月16日 16時43分

岐阜県海津市の長良川で開かれた中学生のボート大会で、出場した選手29人が気分が悪いなど熱中症の症状を訴え、10人が病院へ運ばれ手当てを受けました。全員が症状は回復したということです。

海津市海津町の長良川のレガッタコースでは、16日までの3日間、中学生のボート大会「全日本中学選手権競漕大会」が開かれました。

16日は午前7時からレースが行われましたが、午前9時ごろから競技後の選手29人が相次いで気分が悪いなどと熱中症の症状を訴え、医師による応急処置で症状が改善しなかった福井や静岡など5県の1年生から3年生までの10人が病院に運ばれました。

海津市や消防によりますと、10人は点滴などを受けていずれも症状は回復したということです。

大会は午後の決勝レースが中止となりました。

大会を共催した海津市のスポーツ課、日比佳克課長は「水分や塩分など十分用意したが、競技後、体調が悪くなる生徒がいて申し訳なく思います」と話していました。

シングルスカルは今回出場者数が男女ともに60人を超え、かつ飛躍的にレベルが上がっていた。

今年のYJRの戦力を考えると全員の準決勝進出が目標であったが、敗者復活戦がなくタイム順繰り上がりとなり、目標達成したことに安堵している。

来年以降もコストや労力を最小限にしつつ、「予選通過が当然」というレベルは維持したい。

2.各選手振り返り

①ソウマ

2レース、いずれも追い風順流だが自己ベストを予想より遥かに上回って更新。

漕ぎもコーチ指示通りのペース配分(スタート、ミドル、ラストでスパートを3回入れている)。

能力的、体力的にはベストを尽くしたというべき。

②ハヤカ

予選はバックステイの固定ナットが外れ蛇行。

準決勝は練習通りにスパートはかかり、2レースとも自己ベストを更新。

最後まで体力不足が響いた感は否めない。本番で練習通り漕ぐのがいかに難しいかということを考えさせられる出来。

③ミサキ

2レースで自己ベスト。今回は蛇行せずに安定して漕げたことが大きかった。

2レースとも全国トップ3の選手にあたって力不足も実感できたと思う。

高校でボートをやるのであれば、今回の経験も生かして練習に励んでほしい。

④サクラ

予選の蛇行や準決勝のタイムダウンは、ケガによる練習不足=実力不足。今後癖にならないよう注意が必要。

もう一度基礎から漕ぎを作り直さないとトップ選手には到底追いつけない。

何が足りないのか自分でもよく考えること。

3.反省点

①リギングチェックは前日練習のみならず、試合当日もコーチチェックを実施すべし。

原則リギングはローヤーの自己責任。ネジ、ナット類の締め具合は全般的に緩い傾向にあるので、チェックは全員の艇で念入りにすべきであった。

②前日練習日の艇搬入時にリガ―取り違え(他チーム艇のリガ―を誤ってつけてしまった)が発覚し当該チームからクレーム。

艇名、型番の一致していないリガ―を先に取った以上、当方の過失である可能性。

リガ―やバックステイに張り付けてあるテプラやガムテープのメモで、どの艇のリガ―かは大体わかるようになっているので、全員で気を付けることとしたい。

③選手全員に覇気がない。会場に入ったら駐車場の監視員であれ、他チームの選手や監督、保護者であれ、見物人であれ、大会関係者だと思って自分から挨拶するくらいでないとダメ。他団体が進んでこちらにくれる清々しい挨拶に対してYJRとしては全く応えられておらず、全中明けの練習は発声練習からしてもいいくらい。

④代表者会議が、翌日5時に起きなければならない選手には負担。代表者会議は早々に退場して一足先に宿舎で休むことを優先してもいいと思う。

4.今後の課題

①借艇問題。

2年連続で東京都ボート協会から好条件で借りれているが、荷積み及び荷下ろしの作業については借りる側からも相当数、人を出さねばならない。

出発日の早朝や終了日の夜間で人を派遣できなかったが、等しく人員派遣している他チームの心象悪化が少々懸念。

対策については今後の議論に譲りたいが、気兼ねなく借艇できる先は今後も増やせるよう他県・他チームとの関係構築も図っていきたい。

②旅費等について。

今回はカーシェア利用やホテルのグレードダウンでコストダウンを図り、昨年より世帯当たり3万円程度削減することができた(親子一人ずつでざっと8万円程度)。ただ、各自負担額には艇運搬費や借艇料も含まれており、上記①の問題とセットで改善を図れないか、要検討。