静脈産業の強化政策

投稿日: Oct 15, 2017 8:50:35 AM

産業革新機構は12日、資源リサイクルのスズトクホールディングス(東京都千代田区)が実施する第三者割当増資を引き受け、32億3000万円を上限に出資すると発表した。スズトクHDを軸に過当競争に陥っている廃棄物の処理、再資源化を手掛ける「静脈産業」の再編を促し、競争力を向上させるのが狙い。日本の廃棄物処理や資源リサイクルの技術は、アジアの途上国でニーズが高く、輸出の1つの柱と考えられているものの、法規制等も有、小規模地域型企業が多く、競争力開発力に限界があった。

今後、国の後押しにより、再編大型化を進め、アジアの静脈産業の主導権を取ろうとしている。