スクラップ鉄相場の行方?

投稿日: Jan 21, 2016 8:34:47 PM

現状、鉄スクラップ(電炉前H2鋼S)は15,000円前後で底倍状態が続いています。楽観論としては、中国政府主導のドラスチックな生産調整と内需分を外需、とくに中東に振り向ける戦略により国際市場が安定すれば、とりあえず北京のリンピック前の平常価格30,000円前後まで回復する、さらに東京オリンピックに向けた建設工事がけん引役となって、2008ピーク70000円越えもありうるといわれています。然し現実は、中東の原油安による投資意欲減退、さらにはFRB利上げによる新興国資金不足等次々と難題が降りかかり、国内でも前のOPのようなイケイケムードはなく、工期とコストパフォーマンスにうるさく、材料費は抑えられがちです。やはり、今のラインが3年継続するという理論をゼロベースに生き残り戦略を立てていかないと零細はきびしいです。