コアコンピタンス考-其の壱-

投稿日: Sep 12, 2012 8:44:53 AM

野村監督の語録に、選手の評価は 無視>非難>称賛の順で昇華していく というくだりがありますが、おもしろいのは非難するということはある程度存在感を認めたうえでおこなわれるということです。

かの木嶋佳苗事件の場合も、犯罪性よりむしろ、生き様のほうに焦点が当たり、スポーツ紙・週刊誌のみならず、著名コラムニスト・作家(女性が多い)がけっこうテーマに取り上げていました。

彼女のぶれない態度と主張に一定の共感者が存在し、其の層にたいして違和感を吐き出しているパターンが多いでした。

むしろ立花隆さんが、情の世界は破天荒極まりない可能性があり、状況証拠だけで彼女を死刑にしたことには、不安感がつきまとうと評したことのほうがあっさりしている。

何が言いたいかといいますと、支持率5%でもぶれずに精進していると、いろいろと非難されたまに賞賛されてまさにコアコンピタンスになる商品・サービス・コンテンツが誕生する可能性が少なからずあるということです。

いまおもしろそうなのは、百獣の王を目指して日々訓練とシュミレーションに取り組んでいる武井壮さんあたりでしょうか!明らかに、ウィリー・ウイリアムスの熊との決闘よりも可能性を感じさせますし、笑いつつも畏敬の念を抱かざるを得ない部分があります。