パナソニック 家電リサイクルの現場

投稿日: Feb 23, 2016 7:36:49 PM

14年度にセンターが処理した家電は約80万台。全国の工場の合計は約1100万台に上るという。4品目だけでもこれだけの数になる。再生された資源は別の工場でさらに加工し品質を高め、再び家電の部品に使われるほか、商社にも販売される。 「使用済み家電はただのごみではなく、資源という宝物を含んでいます。『トレジャーハンティング』(宝探し)が私たちの合言葉。『もったいないを知り、ありがたいを悟る』という創業者の精神が生きています」と池本さん。

廃棄コストも削減され、消費者が払うリサイクル料金の低下にもつながる。パナソニックの場合、エアコンのリサイクル料金は15年前の3500円(税抜き)から今は1300円に。4月からは900円になる予定という。

「使用済み家電から徹底的に取れるものを取り、限界に挑戦していきます。もったいない精神で、家電を大事に使っていただけたらうれしいです」。