エコカー普及促進計画。

投稿日: Mar 17, 2016 8:30:10 PM

水素を使って走り、「次世代エコカー」として期待されている燃料電池車(FCV)について、政府は16日、2030年までに国内で累計80万台普及させる目標を決めた。数値目標を示すことで、普及に弾みをつける狙いだ。目標では、2月末時点で累計500台程度の普及にとどまっているFCVについて、20年までに約4万台、25年までに約20万台、30年までに約80万台に増やす。3月末時点で約80カ所にとどまる見込みの水素ステーションも、20年度までに2倍の約160カ所、25年度には4倍の約320カ所まで広げる。1台700万円を超す高価格が、FCV普及のネックになっている。経産省は、高価な素材の使用量を減らしたり、部品を共通化したりして、20年までに燃料電池のコストを半減、25年までには4分の1まで下げられると想定。車体価格を200万円台に抑えて大量販売が期待できるモデルの投入も見込む。