2018/3/11pess 米コカ・コーラ、2030年には容器回収量100% リサイクル素材率50%へ

投稿日: Mar 11, 2018 5:23:37 AM

米国のザ コカ・コーラ カンパニーは1月19日、廃棄物ゼロ社会の実現を目指す新たなグローバルプランとして、容器に関する取り組みを抜本的に見直し、2030年までに同社のペットボトル・缶などの容器の数量100%相当分の回収・リサイクルを推進する目標を発表した。リサイクル素材含有率平均50%のペットボトルを作る

同社は現在、全世界の自社製品の容器を100%リサイクル可能な物にするため、リサイクル素材の採用や、植物由来の樹脂の開発、容器の更なる軽量化などペットボトルの開発を進めている。2030年までに、リサイクル素材の含有率平均50%を狙う。

容器回収・リサイクルに意欲、取引先や消費者にも訴求

100%相当分の回収目標について同社は、廃棄物ゼロ社会に向けた、新たな容器に関するビジョンの最重要項目だとしている。これに関して、同社社長兼最高経営責任者のジェームズ・クインシー氏は、「世界は容器の問題を抱えており、容器を使用するすべての企業と同様に当社も、問題解決に関わる責任がある」と述べている。今後、同社は目標達成に向けて、マーケティング力や資金を投じて、回収・リサイクルに対する社会の理解を深めるとともに、地域社会、飲料業界、取引先、消費者と協力し、飲料業界全体にわたる容器回収・リサイクル推進を通じて、容器ゴミや海洋ゴミなどの問題に取り組むとしている。また、地域レベルでの取り組みを開始し、容器リサイクルへの消費者の参加意識が高まるよう主要取引先と協力する予定だ。