殿(しんがり)大将

投稿日: Oct 20, 2012 8:36:7 PM

殿のふんばりによって、敗軍が再び勢力を盛り返すことができるかどうか決まるのですが、どうも野田佳彦総理は民主党の殿大将の役割をになって

いるようです。記憶に新しいところでは、小泉政権転覆を狙った偽メール事件。あの時も、政党としての品格が疑われ、粗忽・卑劣等の誹りを受け、解党危機にさらされたわけですが、なんとかもう一度正攻法で政権奪取を!という掛け声のもとに、政策というよりは小沢さんの戦術でもって一丸となって今日まで盛り返してきたわけです。今回は、その戦術の問題点が噴出して一挙に非難の矢を浴びているわけですが、一度与党としての利権資金を手に入れて旨みを知った先生方は、なんとか自分だけは生き残りたいとあがき、勝手に本隊から抜けていく小隊はいるは、内輪で喧嘩はするはで、パニック状態に陥っています。おそらく、細野氏・前原氏を中心に骨格となる政策を早々につくり、その御旗のもとに軍勢を再結集し、

再び天下を伺うチャンスを待つということになろうかと思うのですが、野田部隊も、主な将校が次々と銃撃されて、壊滅間近の状況です。

野田氏が、趙雲、藤吉郎、佐久間、池田のようにレジェンドをつくれるかどうかはまさに明日あさってにかかっています。

また、われわれも、新自由主義型政党に対抗しうる欧州型高負担高福祉志向政党が必要なのかはたまた必要ないのか、判断を迫られていると思います。