日本の電子機器スクラップ処理の現況は?

投稿日: Nov 26, 2016 12:21:32 PM

日本鉱業協会の西田計治会長(三井金属社長)(59)は、「業界として電子機器のスクラップの処理に力を入れている」と胸を張る。廃棄された携帯電話や家電製品から貴金属などを回収するリサイクル事業は年率10%で成長。国内処理量は年間約25万トンに達する。 ただ、国内のスクラップ発生量は横ばいで、最近は「海外での手当てを増やしている」という。調達先は世界中に広がり、量を確保できる場所では調達競争も激しい。鉱石価格の上昇を背景に、非鉄金属会社にとってリサイクルの重要性はより高まる。西田会長は「今は値段より、(スクラップの)量を確保する方を優先している」と業界の現状をみる。