中国構造改革のソフトランディングに期待? 資源・スクラップ・資材

投稿日: Mar 01, 2016 8:42:2 PM

中国政府は29日、過剰になっている石炭・鉄鋼産業の生産能力削減を進める過程で合計180万人の余剰人員が生まれるとの予測を明らかにした。企業に配置転換を促すなどし、失業増は抑える方針。構造改革に伴う雇用のミスマッチ解消は中国経済の大きな課題。雇用対策担当は「初歩的な統計」として石炭で130万人、鉄鋼で50万人の余剰人員が出ると表明した。 対策として「企業が社内で配置転換する」「転職や創業を支援する」「早期退職を促す」「政府が公益性のある仕事をあてがう」の4つを挙げた。政府が先に準備を表明した2年間で1000億元(約1兆7250億円)の資金を対策にあてる。