コア・コンピタンス‐其の四‐

最近、新聞の社説で、LOST 20 YEARS から脱するには、若者にもっとチャンスを与えるためにベテランがもっと積極的に席を譲らんとあかんという論調が目立ちます。右肩上がりの成長期はもうこないという前提で、のれんわけシステムをうまく作って、サラリーマンとしてのピークが過ぎたおっちゃんたちを、隙間商売の大将として再生する

試みを官民上げてもっとやっていくときではないでしょうか！

大工、植木屋、医者、散髪屋、車屋等は大抵一定期間徒弟修行して、親方の商売の邪魔にならない地域・業務を看板に独立するものですが、大企業でもリクルートとかは

いいアイデアを持った社員に新規事業部を任せ、半独立を支援しているようです。

関西電力から松下電器が生まれ、松下から三洋が生まれたようなダイナミズムが期待されています。

強みはやはりその人の好み・生き様が色濃く反映するようです。

私の友人のK氏は、鳥の診察・手術にかけては京都一の名医といわれています。幼少の頃から様々な鳥を飼い、気持ちが理解できるレベルなのだそうです。

これから俺たちの時代だ！と思ったときにバブル崩壊を迎えた５０代〜６０代のおっちゃんおばちゃんが一度ささやかな花を咲かせることができるようになりたいものです。