初公開日:2025/12/17
さて前回はだいぶ前となりましたが
前回はLinux Mintのインストール後の初期設定を済ませましたね。特に日本語入力はデフォルトではできないのでそのための設定を詳しく説明しましたね♪
それで今回はですが…まあ皆さんご存知の通りWindows10がサポート終了して多くの方々がWindows11もしくはLinuxに移行しているはずだと思います。そのため当初の予定ではMintを使っていろいろなことを試すつもりでいましたが…前回パートが公開されたのがだいぶ前なのでその間Mintに移行した方は使い方を知っているはずです。
ホントはパート2が公開された時点ですぐパート3の作成に取り掛かりたかったけどまあいろいろと忙しかったりモチベが出なかったりで結局Windows10サ終の日を過ぎてしまったんだよね。
Windows10がサ終しちゃった今Linuxを使っている人も少なからずいるだろうしましてや使っていて困ったときはたいていAIに聞けばわかるからね。
…なので今回は基礎的な使い方はあえて紹介せず、せっかくMintを使うのであれば見た目にもこだわりたいよね♪という話。
…というわけでこのパートではMint…もとい「Cinnamonデスクトップ環境」の見た目をカスタマイズしていこう!というパートになるね。
もちろんMintに限らずCinnamonデスクトップ環境を使っているのであれば基本的にどのディストリビューションでも同じことができるよ。
まず前提としてそもそも「デスクトップ環境」とは?という話からですね。
デスクトップ環境というのは今皆さんがデスクトップパソコンから見ているのであればまさにモニターやキーボードなどのパソコンに接続している周辺機器などの環境…ではなく、Linuxを視覚的に操作するグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)の種類のこととなります。
かつてLinuxと言えば黒い画面に文字だけが浮かび上がってそれをキーボードでひたすらコマンド入力していくという何とも超上級者向けなイメージがありましたが…現在のLinuxではWindowsやMacと同じくマウスとキーボードで直感的に操作できるUI環境が整えられています。もちろんGUIはだいぶ前から存在こそしていましたが2025年現在におけるLinuxのGUI環境はほぼWindowsやMacを操作することと同じレベルで簡単になっています。
そしてそのUIというのが多くの種類が存在します。というのもLinuxはご存知の通りオープンソースのため誰でも自由に使えたり改良することができます。Linuxを直感的に操作するためのUIも多くのエンジニアたちによって作られています。
WindowsやMacは基本的にデスクトップ環境は1種類しか無く変更もできませんがLinuxではさながらWindows風やMac風といった慣れ親しんだUIみたいなデスクトップ環境というのが多数存在するためユーザーは自分好みのデスクトップ環境を使うことができます。
画像では左(上)がLinux Mintのデフォルトのデスクトップ環境でありMint開発チームが開発している「Cinnamon(シナモン)」、右(下)ではオープンソースのお絵かきアプリ「Krita」を開発している「KDE財団」が開発している「Plasma(プラズマ)」があります。他にも有名ディストリビューションであるUbuntuの「Gnome(グノーム)」や古いPCでも快適に動かせる「Xfce(エックスエフシーイー)」などホントにたくさんの種類がありますね。
たくさんのデスクトップ環境があるのでどれがいいか悩むところですね。
実はデスクトップ環境はインストール後でも追加することが可能です。…ただし基本的にはコマンド入力で導入することになるため
本格的にLinuxを使い始める前や仮想マシンでいろんなディストリビューションやデスクトップ環境を使ってみて自分にあったデスクトップ環境を選ぶことをおすすめします。
大抵Win10からLinuxに移住した人はWindowsのUIに慣れているはずだ。
そのためWindowsに近い見た目を持った「Cinnamon」や「Plasma」を使ってみるのが私のおすすめだな。
ただしこの2つは割と負荷が重いデスクトップ環境となる。もし使っているPCのスペックが低いなら軽量デスクトップ環境の「Xfce」がいいかもな。
というわけで今回はCinnamonデスクトップ環境の話なので早速Cinnamonデスクトップをカスタマイズしていくよ♪
まずはMintをインストールした直後のデスクトップ画面がコレ。
…う~ん、なんだか味気ないね。
まずは壁紙でも変えてみようかな。
壁紙の変更方法ですがデスクトップ画面の何もない場所を右クリックしてその中の「背景を変更」をクリックするか
スタートメニューの中から「設定」のタブから下にスクロールすると「背景」というアプリがありますのでそれを開きます。
もしくはスタートメニューの左側のアプリが並んでいる部分から上から3番目の「システムの設定」アプリを開くと先ほどの「設定」のタブの中にあるアプリがずらりと並んでいますのでそこにもありますね。
開きますとこのようにLinux Mintに予め入っている壁紙がたくさん出てきます。この中からお好きな壁紙をお選びください。ちなみにMint以外のディストリビューションのCinnamonデスクトップ環境だとデフォルトで入っている壁紙が違うものになっています。画像検索すればMintのデフォルト画像などがあるかもしれませんが…他ディストリビューションでMintを再現するなら普通にMintを入れた方がいいですねw
もちろんネットで拾った画像や手元にある画像を壁紙にすることも可能です。デフォルトでは「ピクチャ」フォルダの中に画像を入れるとその中からでも選択が可能ですが別の場所にある画像を選択したいなら左下の「+」ボタンから別のディレクトリ(フォルダ)を参照可能です。
と…とりあえずなんかポップな壁紙にしてみました!
でもまだ何か物足りないような…
…そうですね。
次はアイコンなどのテーマを変えてみますかね。
同じように設定内にある「テーマ」から変更ができます。開くと
スタイル
外観
色
の項目が出てきます。スタイルはアイコンの見た目、外観はライトモードかダークモードもしくはその両方を混ぜたもの、色はアイコンや閉じるボタンなどのアクセントカラーの色を変更可能です。
もちろんこれでも簡単にテーマを変えられますがさらに詳しく設定したいなら「詳細設定…」のボタンをクリックしてみてください。
クリックするとこのようにマウスポインターの見た目やアプリケーションのウィンドウカラー、アイコンカラーやアイコンの見た目、タスクバーなどの色などを細かく変更が可能です。
デフォルトでもこんなにたくさん種類がありますので好きな組み合わせができますね。
もちろんこれもMint以外のディストリビューションだと初期選択可能なテーマが異なります。
とりあえずこんな感じにしてみましたわ!
なんだかワタシが以前使っていたときを思い出しますわね。
かつてのWindowsでは「ウィジェット」というものがありました。もちろんWindows11にもウィジェットはありますがそれとは全くの別物でAndroidやiOSみたいにホーム画面に時計などを配置するタイプのウィジェットです。
Cinnamonデスクトップ環境では「デスクレット」という形でデスクトップ画面にいろいろなものを配置可能です。それでは試していきましょう。
例によって右クリックメニューから「デスクレットを追加」をクリック、もしくは設定から「デスクレット」からアクセスが可能です。
開くとこのようなウィンドウが出てきます。
「管理」のタブでインストールされているデスクレット一覧が出てきますが初期状態だと3つしかありません。
まずは「時計デスクレット」を配置してみましょう。時計デスクレットをクリックして下の5つあるボタンのうち一番左の「+」ボタンをクリックすることでデスクトップ画面に選択したデスクレットを配置できます。
配置するとこのような感じになります。位置は自由に変更可能でして動かしたいデスクレットをクリックしながらマウスを動かすとデスクレットを動かせます。
デスクレットの位置が決まって位置を固定したい場合は「一般設定」のタブから「デスクレットを現在の位置で固定」のスイッチをオンにすればオッケーです。こうすればドラッグしても動かなくなります。
またデスクレットは個別に設定が可能です。設定を変更したいデスクレットを右クリックして「設定」をクリックすると個別設定ウィンドウが出てきます。
時計デスクレットだとフォントサイズの変更やテキストの色、また少し知識が必要ですが日付書式をカスタマイズすることが可能です。
もし他のデスクレットが欲しいとなった場合、「ダウンロード」のタブを開くと有志の方たちが作ったデスクレットが公開されています。
どれも英語ですので翻訳しながらじゃないとちょっとキツいですが中には便利なものもありますので気になるものがあれば右の「↓」ボタンをクリックしてダウンロードしてみてください。アンインストールしたい場合は下4つのボタンのうち左から2番目のボタンでアンインストールができます。
これらを上手く活用して便利なデスクトップ画面を作ってみてくださいね。
Windows11ではこれまでのWindowsで当たり前にできていた「タスクバーの位置変更」ができなくなったということで一部ユーザーからクソ仕様など批判が相次いでいるが
ではこのWindowsライクなCinnamonデスクトップではタスクバーはどうなのか?という話だな。当然Linuxだからタスクバーの位置は自由に動かせるぞ。何ならタスクバーを2本以上置くこともできるしさらには中身まで自由自在にカスタマイズ可能だ。
それではカスタマイズ方法だな。Cinnamonデスクトップではタスクバーのことは「パネル」と呼ばれている。例によって設定から「パネル」を開くかタスクバーを右クリックして「パネルの設定」からアクセスが可能だ。
開くとウィンドウが出てきてさらに編集したいパネルが赤色になる。ここではパネルの挙動やサイズが変更可能だな。
パネルを追加したいときは下にある「新しいパネルを追加」をクリックするんだ。
そうするとどこに追加したいかを聞かれるから追加したい辺をクリックするとそこに追加されるぞ。
もし間違った場所に追加してしまったらパネルを右クリックして「削除」をクリックすると確認画面が出るから「はい」をクリックすると削除できるぞ。
これでパネルの追加方法がわかったな。次は追加したパネルは何も無い状態だからそこに「アプレット」を追加していくぞ。アプレットというのはスタートメニューを開くボタンやピン留めされているアプリ、さらには時計や音量・インターネットの接続状態を確認できるシステムトレイなどのことだな。これらはLinuxであれば自由に追加や削除ができる上に好きな場所に配置が可能だ。
例によって設定から「アプレット」を開くかタスクバーを右クリックして「アプレット」からアクセスが可能だ。
開くとウィンドウが出てきて先ほどデスクレットを追加した時と同じようにインストールされているアプレットの一覧が表示される。
この中で追加したいアプレットを選んで「+」ボタンで追加していくわけだが…注意したいのは追加した際にどこのパネルに追加されるかだ。
アプレットを追加する場合は選択したパネルに追加されることとなる。そのためまずは「前のパネル」「次のパネル」をクリックしてアプレットを追加したいパネルが赤色になったことを確認しろ。
こんな感じでいろいろ追加してみたが…人によっては配置順を変えたりそもそもの位置を変更したいだろうな。
そういう時は「パネル編集モード」にするんだ。パネルを右クリックして「パネル編集モード」をオンにするとパネルの色が変化してパネル内のアプレットの位置を変更可能となる。この状態ではアプレットをクリックしても本来の機能は働かないから元に戻す場合はパネル編集モードをオフにするのを忘れずにな。
またアプレットも右クリックすると個別に設定を変更可能だ。アプレットの表示や挙動の変化などを設定できるため使いこなせば便利になるはずだ。
…こんな感じで自由自在にカスタマイズが可能だ。本来なら右下にある時計も右下以外に配置することも可能だしピン留めしたアプリも右下周辺以外の場所に置くことも可能だ。Win11の不自由さと比べたらLinuxは圧倒的自由度があって楽しいだろ?
パネルのレイアウトはそれこそ人それぞれだから自分にあったレイアウトを組むのが一番だな。もちろんアプレットも初期から入っているもの以外にも有志が作成したものもあるから気になるアプレットがあるならインストールして使ってみるのもいいかもな。
ここまで見てきたようにCinnamonデスクトップはMintの開発チームだけではなく世界中のプログラマーも使い勝手を良くするためにCinnamonデスクトップ用のデスクレットやアプレットなどを作っています。多くは素の状態のCinnamonデスクトップには無い便利機能などを有志の方たちが作ってそれを公開していることになりますね。
その中でもデスクレットやアプレットではなくCinnamonデスクトップの見た目や挙動をさらにカスタマイズできる機能を追加できる「拡張機能」も存在します。
拡張機能は様々な種類があり、例えばタスクバー(パネル)を透過させる拡張機能でしたりウィンドウをタイリング(敷き詰める)することができる拡張機能など
素の状態では物足りないという方におすすめな機能が入っています。もちろん実用性のある機能以外にも見た目に変化を与えるだけの拡張機能もありますね。
例えばこの「Burn of Windows」という拡張機能ですが
このようにウィンドウを開いたり閉じたりしたときのアニメーションを変更することが可能です。
もちろんそれ相応の負荷がかかるためCinnamonデスクトップ環境がギリギリ動かせるスペックのPCには向いていませんがゲーミングPCなどのスペックに余裕のあるPCなら入れてみるのもいいかもしれませんね。
…まあはじめのうちは楽しいですがそのうちアニメーションがある分操作可能になるまでのタイムラグが発生してしまうので割と不便ですけどね。
「gTile」は割と便利な拡張機能ですね。デフォルトでは「Super(Winキー)+G」で開くことができアクティブ中のウィンドウをこのように4×4の枠からどんな感じで配置するかを決めることができます。Windows11でもウィンドウをタイリングしてくれる機能がありますがあちらはレイアウトが決められています。ですがCinnamon拡張機能のこれだと自由にレイアウトを決めることができますね。
デスクトップ環境の中には「i3-WM」や「Sway」、「Hyprland」といったタイル型ウィンドウマネージャーがあります。あちらと比べると自由度は低いですがそれでもあちらはそもそもキーボード操作がほぼ必須レベルの超上級者向けデスクトップ環境ですのでマウスを使って簡単にタイリングできるこの拡張機能はとても便利ですね。
他にもいろいろな拡張機能があるが
注意してほしいのは「全ての拡張機能が動作する」という保証はないからな。Cinnamonデスクトップも現在進行形で開発が続いているし今後アップデートでCinnamonのバージョンがアップしたらそれまで動作していた拡張機能がある日突然動作しなくなったということもあり得るからな。もちろん拡張機能だけでなくデスクレットやアプレットにも同じことが言える。
拡張機能を導入する際は全て自己責任で行うんだな。まあ怪しいサイトからダウンロードではなく設定アプリから直でインストールとアンインストールができるから問題があればすぐアンインストールができるだけまだ管理がラクだな。
いかがだったでしょうか。ここまで紹介してきたのはほんの一部です。「システムの設定」アプリの中に今紹介してきたCinnamonデスクトップ環境の見た目などを変える設定項目がありますので見た目をカスタマイズしたいという方はここを覗いてみるのもいいでしょう。
今回は詳しくは紹介しませんが例えばフォントの変更が可能です。
Windowsでは10からフォントを変更することができなくなりましたが
Linuxではこのようにフォントを自由に変更することが可能です。もちろんCinnamonデスクトップに限らず全てのデスクトップ環境やディストリビューションで行うことができます。
…とはいえ、初期状態でも一応日本語フォントは入っていますので特にこだわりが無いのであれば初期状態のままの方がいいと思いますね。
他にもCinnamonデスクトップの視覚効果をカスタマイズできる項目もあるぞ。
基本的にデフォルトのままでもいいがもし低スぺPCを使っていたり少しでも動作を早くしたい場合は視覚効果をオフにしても良いかもな。アニメーションが無くなって地味になるがその分無駄な処理は減るぞ。
スペックに余裕があればウィンドウを開いたり閉じたりする時のアニメーションをここから変更できるから気分転換に変えてみるのも面白いぞ。
まだまだカスタマイズできる項目はいろいろあるけど…ひとまずこんなところかな。ともあれまずは実際にCinnamonデスクトップを使ってみて何か物足りないことに気づいてきたらいろいろと深掘りしてみるのが一番だね。
今回紹介していない機能の中にも使いこなすと便利なものもあるからとにかく使ってみて慣れていくのがいいね。
というわけで今回はここまで!。次回はあるかどうかはわからないけど
今後もLinuxに関することをブログやプラスの方で取り上げていくのでぜひお楽しみに!✨