初公開日:2025/4/9 最終更新日:2025/4/9
そう!マザーボードにCPUやメモリなどを取り付けてもうこれ以上マザーボード単体でできることが無くなったので
今回はいよいよPCケースにマザーボードを取り付けをやっていこう!。ただいきなり取り付ける前にまずPCケースにいろいろと準備をしなくちゃだね。
さてまずはPCケースを準備しましょう。結構大きいので入っている箱から取り出す際はケガをしないように気を付けて出しましょう。
箱の中もしくはPCケースの中にはマザーボードやケースファンなどを取り付けるためのネジや結束バンド、そして一番大事な説明書が入っていますので無くさないように気を付けてくださいね。
今回は以前のメインPCで使っていたケース(サーマルテイク Versa H26)をそのまま流用しますが、まずケースを用意したら左右のサイドパネルを取り外しましょう。ネジで固定されているので外すと取れますね。ちなみにこのケースの場合はサイドパネルはアクリル板になっていて四隅の手で回すネジを取ると取れます。ケースによってはサイドパネルの材質や取り外し方が異なりますのでご注意ください。
それでは早速マザーボードの取り付け!…と言いたいところだけど
まずはせっかく何もついていないわけだし軽いうちにいろいろとケースファンの準備をしたいよね。というわけでまずはフロント(前面)側のケースファンの取り付けから!
今回のケース(Versa H26)の場合はまず前面のフロントパネルを外さないとフロントファンの取り付けができないからまずはパネルを取り外す所からだけど…まあこれがかなり硬い。勢い良く外すと思わぬケガやフロントパネルに付いている電源ボタンなどのケーブルが断線しちゃうから気を付けて取り外す必要があるよ。
フロントファンは一応このケースには3つまで取り付け可能。ただ一番上はDVDドライブなどの5.25インチドライブベイのスペースのため3つフロントファンを設置するなら5.25インチベイを外す必要があるから今回は面倒なので画像にある小さいパネルをネジで取り外すことにしたよ。外すとフロントファンを2つ設置できるようになったね。
そしたらケースファンの取り付けですね。まずファンには「吸気」と「排気」の向きがあります。これを間違えるとエアフローがおかしなことになってオーバーヒートの危険性が高まるので注意してくださいね。
向きは簡単に見分ける方法として「ロゴシールが貼ってある方が吸気」「ファンガードが付いている方が排気」などいろいろとあります。この画像の場合はサーマルテイクのシールが貼ってある方から空気を取り込むことになるのでこのような形で取り付けています。
取り付け方法ですがファンの四隅にネジ穴があります。これをケースファン用のネジで締めて固定しましょう。順番は対角線上になるようにですね。ちなみにネジはケースファンに付属していたりPCケースに付属しています。
ただこのファン固定用ネジ…とても締めるのが大変です。かなり力を入れてドライバーを回さないといけないのですがあまり強く締めすぎると今度はネジバカになってしまって壊してしまう可能性もあるので慎重に回してくださいね。電動ドライバーで楽するという手もありますが…慣れないと下手したら手動で締めるよりも壊しやすいので電動工具に慣れていない方は手動ドライバーで回しましょう。
取り付ける前にファンから出ているケーブルは予めケース裏側に出しておきましょう。
そういえばこのケースって元々ケースファンが2つも付いていたそうだな。PCケースには最初からケースファンがオマケで付いてくることが多いから初心者や予算がそんなにないうちはケース付属のファンを使うというのも手だぜ。それこそ今回使っているケースファンはステラの現メインPCのケース(S200白Ver.)に元々付いていたヤツからパクってきたものだからな。
んで、これが今回もケースに元々付いてきたケースファンだな。片方は光らないヤツでもう片方は光るけど…1色しか光らないからだいぶ安っぽいケースファンだな。まあこのケース自体元々は約4千円で売っていたケースだからな。今現在は物価高のせいで大体6千円ぐらいと値上がりしているからもし新しいケースを買うなら同じサーマルテイク製であれば「S200(ミドルタワー型)」や「S100(ミニタワー型)」がオススメだな。
フロントファンを取り付けたから次はリア(背面)ファンを取り付けたいところだけど…その前に先にマザーボードを取り付けよう!
…の前に!、一番大事な「I/Oパネル」の取り付けを忘れずに!
I/Oパネル…「バックパネル」とも言われているそうだな。マザーボードにはUSB端子や映像出力端子があるけど
ハイエンドマザボには大きなヒートシンクが付いていて実際に各種ケーブルを取り付ける際の面には予めパネルが付いている。
しかし安物のマザボにはそのパネルが付いていない。もっと安物であればヒートシンクすら付いていないからな。つまりマザボをケチるとI/Oパネル取り付けという面倒な作業をしなければならない。
I/Oパネルはマザーボードの箱の中に袋入りで入っているはずだ。袋から取り出したらそのパネルをケース背面にちょうどバックパネルがはまりそうな長方形の穴があるはずだから
とにかく頑張ってはめ込むんだ。ホントにこの作業は初心者にとっては関門になりやすい場所だからな。力を入れないとはまらないし少しでも斜めるとうまくはまらずに飛び出てしまうからな。
目安としてはI/Oパネルの周りに点々があるはずだ。その点々が全て見えるようにはめれば成功だな。
僕も初めて自作PCを組んだ時はこのI/Oパネルの取り付けでだいぶ苦戦したな~。それこそ初期の頃なんかは全然はまらなくて結局しっかりはまっていない状態でずっと長年使ってきたというねw
大変だと思うけど頑張って!
ちなみにさっきも言ったが
ハイエンドのマザーボードは予めI/Oパネルが一体化されていることが多いぞ。
こちらの方が楽だが…その分高機能のマザボになるから値段は高くなる。お金を払って楽するか苦行を受け入れてお金を節約するかは君たち自身だ。
さあいよいよマザーボードをPCケースに取り付けましょう!
まずはマザーボード左上の各種端子類がある面を先ほど取り付けたI/Oパネルと合わせるように置きましょう。この時注意ですがI/Oパネルの爪が端子の中に入らないようにすること!。もし入ってしまうとショート(短絡)の危険性がありますのでしっかり爪が端子の中に入っていないことを確認しましょう。
ちなみにマザーボードを置く際は必ずマザーボードの穴がケースに付いてる「スペーサー」と同じ場所に来るように設置するんだ。
しかしスペーサーは基本的には予めケースに数個は付いているが基本的にそれだけでは足りない場合がある。足りない分のスペーサーはケース付属のネジの袋に入っているからな。取り付ける位置は説明書を参考にするか、ケースに「A(ATX)」や「M(Micro-ATX)」などの刻印があるから使っているマザーボードのサイズに合わせた場所にスペーサーを置くんだな。
しっかりスペーサーの上に穴が来るようにマザーボードを置いてI/Oパネルの爪が端子の中に入っていないことを確認したら
いよいよネジ止めだね。ネジは説明書を見ながら正しいネジを用意してね。それでネジを固定する順番だけど…これも対角線上になるようにと言いたいところだけどケースファンとは違ってネジ穴が多いからね。
図で説明するとこんな感じにかな。左上からスタートしてまずは四隅を固定する。その次にI/Oパネル付近のネジを止めてその反対側のネジ、その後にファンコネクタなどがある部分を止めてラストに真ん中付近のネジを止めてゴールという感じかな。
ネジを締める際は最初から一気にきつく締めるのではなくまずはちょっと抵抗を感じるくらいまで緩く締め終わった後に最後にネジを回し過ぎないようにきつく締めるのがポイントだね。
マザーボードの取り付けは終わったようだな。次はリアファンの取り付けとなる。
まあ付け方はさっきと一緒だ。ただし吸気と排気の向きには気を付けろよ。今回の場合は暖かい空気をケース外に出すため排気側をケース外に向けるように取り付けるんだ。
取り付けたらケースファンのケーブル類はケース裏に持っていくんだ。穴は上の方にあるはずだ。
ちなみにケース上面にもファンは設置できるからね。その場合も取り付け方法は同じだよ。
ここではもしリテールクーラーではなく別売りの空冷クーラーや水冷クーラーを購入した人向けの作業になるよ。ここでは空冷クーラーの説明になるね。
前回マザーボードにクーラー取り付け用のマウントと取り付けたけどそれに合わせてクーラー本体を固定してね。もちろんこの時にCPUにグリスを付けるけど…注意としてクーラー本体に保護フィルムが貼ってあるので必ずはがすこと!。これを忘れると冷却性能が発揮できずにオーバーヒートするので取り付ける際はまずクーラー本体を確認しようね。
僕の使っているクーラーはファンを取り外さなくてもそのままネジを回せるけど、大抵の空冷クーラーはファンを外してからじゃないとネジが固定できないからそこは使っている空冷クーラーにの説明書を見てね。
クーラー(orファン)を取り付けたらファンから出ているケーブルを「CPU_FAN」のところに接続してね。忘れるとCPUが冷えないからねw。ちなみに光るクーラーの場合はライティング用のケーブルが出ているからこれをマザーボードのライティング用コネクタ(ARGB)に取り付けるか別途光るケースファンがあればそれと光り方を同期するためにデイジーチェーン接続するためにケース裏側に持っていくことになるね。
水冷クーラーの場合はちょっと取り付けが大変です。というのもラジエーターにファンを取り付けてそのラジエーターをケースのフロント側もしくは上面に取り付ける必要がありますからね。
そのうえで水冷クーラーのヘッド部分をCPUのところに取り付けたりそこから出ているケーブルもいろいろとあって初心者にはどれがどのケーブルかがわかりにくいことが多くなります。
ここでは水冷クーラーの取り付け方は紹介しませんがもし取り付けるならしっかり説明書を読むかネットで取り付け方を調べてから挑戦した方が良いですね。
ふぅ~これでようやっとケースの中が賑やかになってきましたわ!
さてさてちょっとPCケースの裏側を覗いて見ますか~…って…
なんですかこれは~!!!
さあここからが自作PCの最大の腕の見せ所である地獄の裏配線!!!
これはまだケーブルの数は少ない方だけどここから電源ユニットの取り付けなどでかなりカオスな状態になるから
果たしてラファンちゃんはこのケーブル地獄をどう切り抜けるかが見どころだね!w
ふざけている場合じゃないですわ!💢
ホラ!テラジローもちょっと手伝ってほしいですわ!
ちょw今回僕はPCの組み立てレクチャー役なんだけど~!💦
あらら、ステラのヤツ…ラファンに振り回されているようだな。
まあそんなわけで次回は難関ポイントであるPCの配線だな。これを乗り越えれば自作PC完成まであと一歩!
ぜひ頑張って付いてきてくれよな✨